反省はしないけど、振り返ると、全部あることに気付きました!

今日はちょうど大晦日。

僕の場合、区切りや期限というのは、営業という仕事をしている以上、骨の髄まで沁みています。

だからか、無意識のうちに検証や、反省をしちゃうんですけど(笑)

 

去年と今年は、あえて反省せずに「振り返る」ということを心掛けています。

だって、過去に起きたことは変えられないし、それをどうこうしようにも、仕方がないことだから。

 

それを、身をもって知って、なんとか日々を生き抜いていく中で理解できたのが「自分の認識を変える」ということでした。

大師匠の心屋仁之助さんのこのブログ「変えられないものを変えようとするから辛い」が、ちょうど今の僕の振り返りにはぴったりです♪

 

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とても個人的なことですけど、数年前の夏に、僕は家族や人間関係の大部分を失う出来事がありました。

相手もあることなので詳細は書きませんが、ある日を境に、関係性の大部分が失われ、残った日常は、攻撃される戦場になりました…

 

SNSの広がりという社会環境の変化もあったのかもしれませんが、テキストというニュアンスを含まない文言や、どうとでも取れるコメントに傷付けられたり、直接のDMでディスられたりすることもあったように思います。

 

それまでは、関係を保っていた人達が、ブロックし、スルーし、隠れてDMで非難するということをされてみると、いろんな感情に振り回されます。

 

また、悪いことは重なるもので、その頃、縁の薄かった親族とも、先方の理由で関係がなくなり、気がつたら縁があるのは母と叔母の二人だけ。

二人とも80歳を超えていまして、母は認知がおぼつかなくなり始めましたし、叔母は絵が生きがいでもあるにも関わらず視力をなくし、いろんな手続きを進めていく中で、ああ、血縁関係というものも、一切なくなるんだなぁと、認識をすることになりました。

 

幼い頃に、恐怖であった「孤独」になるということが、現実味を帯びてきたわけです。

 

「天涯孤独ってのは、こうゆう状態を言うんだな」と思って、悲しくなったことも、正直に申し上げれば事実です。

悲しいを通りこすと、心というのは、感性を失いますし、記憶は曖昧になります、ある意味、人間の持っている脳の機能は、とても凄いです!

 

でもどうゆうわけか、だからこそ、そんな状況でも残っているわずかな人間関係や、そもそも「自分」というものに、向き合うことになるきっかけだったんじゃないのかなって、今は思うことができるようになりました。

あの、無理な自己理解じゃなくてね、「そうかも〜」って普通に思えるようになったということです。

 

思いますというのは、もう一つ、ポイントがありまして、実は、現段階では記憶が曖昧なのです(笑)

当時のことを、ちゃんと思い出すことが、今はできません、本当に、マジで(笑)

 

うっすらある記憶は、辛くて、悲しくて、情けなくて、自分を責め続けて、些細なことで落ち込んでいる日常ですが、、、

それでも自分が生きようとしているんでしょうか、

それとも、鈍感で、貪欲で、欺瞞に満ちた人間なのだと思いますが、自分が食べたいものを作って食べて生きてきました。

 

このことは、過去の自分のSNSを見れば記録(ログ)として残っていますからね。

そう、生きるために食べていた「自分」というものがあったわけです。

 

 

また、その当時、苦しくて、悲しくて、居た堪れない時でも、数少ないくも、僕に関わってくれる友人はいましたし、その人達に助けを求め、話を聞いてもらうことはできました。

そう、全てをなくしてはいなかったわけです。「関係性」が、全くなくなったわけでもなかったのです。

 

ね、やっぱり、すでにあったんですね。

 

 

そして、ペルソナ(仮面)としての自分を、演じることもできる「仕事」もなくならず、、、

というか時間というリソースの大部分を「仕事」に集中することができちゃいました(笑)

 

まあ、やることが他になかったわけだし、仕事が嫌いなわけでもないし、試してみたいこともあったので、集中してみた!ということなのかもしれません。

 

 

僕の仕事は、経営者専門の保険屋さんです。

コンサルタントでもなければ、専門家でもなく、金融機関勤務の生命保険募集人です、そう、営業職です。

 

だた、マーケティングそのものは、僕自身の意思に任されていますから、経営者専門という形で特化はしています。

 

しかも、大好きな経営者の方に対して、その方のビジョンに従いお節介をさせていただき、事業価値を向上させる貢献をし、経営者の皆さまを取り巻く様々なリスク(不確実性)からお守りするというスタンスをとることを、僕自身のビジョンとしています。

 

このスタンス自体は、5年ぐらい前から具体的に取り組み始めていまして、基本は財務と資金繰りを中心に、金融機関視点での現状分析から、問題把握、そしてビジョンにそった解決策の提示、その採用と実践、という形で進めていまして、他の保険屋さんとは明確な差別性を持った特色になっています。

他の保険屋さんは、そんな面倒くさい事しなくない、あるいは、そんな知識がないから無理だ!などと言い、参入してこない分野です。

 

僕の個人的な意見ですけど、保険屋さんという商売は、保険契約の販売ですから、ビジネスというものを「お客様のお悩み事を解決する」と定義したのであれば、解決が見えるまでは、提案しない、というスタンスがいいと思いましたし、それを貫いてきました。

だから、いっぱい、不義理されましたよ(笑)いいの、よくあることだから。

 

だからかもしれません、個人の時間がなくなりはしたものの、仕事に使える時間が「ある」ことに気付いたのだから(笑)

徹底的に、取り組んだのも、あの暑い夏の日からではありました。

「得るは捨つるにあり」とは、本当にその通りですね。

 

 

面白いものです、なくしたんじゃなくて、あったんですよね。

自分の認識が違うだけです、自分がどう考えたかだけです、いや、頭で考えるんじゃないんだな、そうじゃない。

 

悲しいと思うのか、寂しいと思うのか、孤独と思うのか、、、

そんないろんな感情を、良いも悪いも含め全部受け入れてみて、、、

ずっと根本のところまでおりてみて、気付くのです。

 

あれっ「ある」じゃない…

 

考える以前に、自分自身のあり方を変えたんです。

 

だから、僕のことを嫌われた方も、多数いらっしゃると想像はできます、僕が相当、変わりましたからね。

特に、それを仕事で関わっている方にしたのですから、不協和音が起きるのも事実です。

恐ろしかったけど、無理を続けることの方が、おかしいと思っていましたから、覚悟を決めて、行動しました。

 

また、当時は時間が有り余りほどあったし、仕事のことを考えている時間は、自分を責めたりすることをしないので(笑)

結果、良かったのかもしれません。

 

面白いな、極限状態が、回り回って自分を救ってくれるんだから。

ね、やっぱり既に「ある」のですよ。

 

 

そんな中で、関わらせていただいたあるお客様から、先日、素敵なクリスマスカードを頂きました。

ここ2年ぐらいの時間の中で、財務と資金繰りに関わらせて頂いて、本当に、僕を信じていただいて、全てを見せていただいて、心情を吐露していただき、そして、行動していただいた経営者さんからなのですね。

 

宛名が嬉しかったんです!

会社名もなく、ざっきーだから(笑)

 

僕という人は、どうやら誰かの何かになっているんだと思えました、依存でも、承認でもなく、もっと温かいもの。

そう、もっと、もっと根源的なもの。

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それが伝わってきました!本当に、嬉しかったなぁ〜

 

やっぱり、いろんな経験をした僕だから、寄り添えたこと、伝えられたこと、噛み砕けたこと、いろんなことがあったように思います。

全ての経験は、壮大な人生というコントの中での伏線に過ぎないのかもしれません。

今の僕と、数年前の僕では、自分で言うのもなんですが、別人ですからね(笑)

以前だって、そこそこできたのに、これからもっと凄いから!期待しててね♪

 

 

ああ、僕も、本当に大好きだと言っている方々に、本当にできているのか、それが今後の課題なんだな。

 

そして、そんな方は、ごく少数なのかもしれません、それでいいし、そうゆうものかもね。

万人に受け入れられて頂く必要ないし、このあり方の道を行こうと思います。

 

こうやって振り返ると、

 

僕ね、何もなくしてないかもしれない。

僕ね、今を行けばいいのかもしれない。

 

記憶は700%嘘なんですって!

これ、本当にそうだね(笑)

 

そして、

僕ね、今だけを見ていこうと思うんです。

僕ね、過去も、未来も、見ないで、今を見ていきたいなって。

 

ああ、これは、僕の話です。

皆さまからご相談された際には、未来をプランニングしますし、そのプロですから!そこは大丈夫。

でもね、本当に大事で、真実なのは「今」だけかもしれませんよ。

 

今、もしかして苦しかったり、悲しかったり、大変だったり、いろんな問題を抱えている経営者の方がいらっしゃるかもしれません。

何もない、何で私が、何で、何で!と思われているかもしれません。

そうですよね、気持ちはわかります、だから、あえて申し上げます。

 

大丈夫、既に「ある」ものを見つけませんか。

「今」どう行動するのかに視点をおけば、できることはいっぱいありますよ。

 

大丈夫、行動の仕方がわからない時に、多分、僕と出会うことになりますから(笑)

僕が、そうだったようにね♪

 

振り返りの最後に、備忘録として、僕自身が、いろんなものと引き換えに、もらった言葉があります。

「明日があるなんて思うことは傲慢なこと」

僕にとっては、いつか命の電池が切れるまで忘れることのない、大切なフレーズです。

 

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木﨑 利長

木﨑 利長

ざっきー
1968年名古屋市生まれ。金融機関に勤務。クライアントの事業価値を向上させる事を目的とし、仕事を通して取り組んでいます。
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
 (※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)

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