供給>需要となった場合の経済理論は、未だ確立されていません!

最近、年末ということもあるかもしれませんが、いろんな経営者の方とのお話の中で、将来への不安を口にする方が多い気がします。

それも、現時点では、とっても業績が良いのに、そんなことを口にする方もいらっしゃったりして、気になっておりました。

(逆に言えば、現時点で収益トントンあればあるほど、現状維持で、新たな選択を選ばれないところも多く、それは、人間の心理なのですね、わかりますよ、よくわかります…)

 

確かに、ビジネスの環境は、僕などが言うまでもなく激動といえる変化が起きています。

 

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簡単に言いますとね、今まで通りのやり方が、通用しなくなってきていると感じませんか?

僕の理解では、その理由は、僕らが考えている以上に、世の中の「構造」そのものが変化する速度が速くて、気づいて対処しようにも、そのスピードに追いついていないのかも、、、

と言うぐらい、変化のスピードが速んだと思います。

 

だってさ、わかりやすく言えば、例えば、あるマーケットリサーチをして、これは需要がありそうだな、って思っても、社内で会議して、設備投資しの計画して、実際に設備を設置して、広告を打って、いざ、売り出した時には既に需要が消滅しているぐらいのスピードなんだってことです。

 

これ、思い当たりません?

 

何かで火がついて、みんなが殺到して、注文しようとしたら、既に売り切れで、、、じゃあ、次でいいやって思って、その後、ちゃんと注文していますか?って話です。

 

本当にまじで!何かのきっかけで、急激な需要が発生して、何か手を打っているうちに、需要が消失していて、というケース、BtoBでも、BtoCでも起きていませんか?ってことなんです。

 

「ブームの時系列の短縮化」って言った方がいいですかね?

 

僕のいる金融の世界もそうなんですけど、ごく短期間に、次から次へ、よく見ると大した違いがなくても、切り口を変えるだけで新商品と言って、プロモーションが始まるんですが。

その期間がめっちゃ短くなっている現状があるんですよね。

 

ちょっと、この現状、どう思われますか?

 

僕が最近、あるお客様の経営者の方と話してた時に、出てきた話題なんですが、大前提になる「構造」が変わっちゃたんじゃないのか、という話があって、面白いで、掘り下げてみたいと思います。

確かに、かつての高度成長期でしたら、基本的な経済環境として、供給をはるかに上回る需要があって、それだけで十分にやっていけた環境だった、とは考えられなくありませんか。

 

そんな環境であれば、供給が足りない訳ですから、二番煎じもありだったし、パクリや、真似っこなどであっても、同じようなもので作っても、売れたんですよね。

だからって訳じゃないけど「まねした」電気さんと言われた会社も成長を続け、僕の所属している会社の株主さんであるエレクトロニクスメーカーは、技術があっても苦しんだという状況があるわけです。

 

新しいイノベーティブなものでなくても、汎用品のシェアを取って行きさえすれば、なんとかなった時代があったのですよね。

これは、自動車産業なども、似た状況があると考えられませんか?

 

ところがです、現在の状況は、明らかに違います。

 

最大のポイントは、供給量と、需用量のバランスがかつてとは違って、供給する能力が大きすぎるため、圧倒的に供給力が需要を上回っており、さらに、需要そのものが、ここ数年で明らかに減少に転じているわけです。

 

供給 > 需要

 

この状況は、先進国マーケットの話ではありますが、資本主義が始まって以来、多分初めてのポジションになっているんじゃないですかね。

 

供給>需要、というこの不等式は、言い換えれば、経済の大前提が揺らいでいるという環境だと思うんです。

 

だってさ、需要超過状態ということを前提にした経済理論って、全く役に立たないと思いませんか?(笑)

 

そんなずべてが満たされた市場ということが前提の理論はないからです(笑)

 

経済理論の前提ってのは、あくまでも供給と需給のバランスなんですが、この供給の部分に注力してて、これを機械による生産や、分業による生産などによって、恩恵を被ることができるので、そこをクローズアップしてきたわけですよね、歴史的に見てそうであることは、皆さまお解りただけると思います。

 

でも、現在のような需要、つまり最終消費者から見た時に、同じような、似たようなものが、いくら出てきたとしても、需要を増やそうと思いますか?

 

皆さん、そう思いませんよね?

だって、さらに安くなる可能性があるのを、

皆さんご存知だからですよね!

 

 

事実、工業製品というのは、時間の経過とともに、必ず安くなる運命にあったことを、体験を通じてご存知ですよね。

つまり、今、需要がなければ、価格が逓減し続けていく予測できるものは、購入されない、ということなのです。

 

これってさ、恐ろしいパラダイムシフトだと、僕は思うんです。

 

真面目にやっていればいい、いいものを作ればいい、丁寧に対処すればいい、日常品なんだから必ず需要はある、、、

 

本当にそう何でしょうか?

 

例えば、洋服一つとっても、僕自身のことだけど、今年になって、お店にふらっと出掛けて買ったかなって。

 

確かに、着ないものなどは、捨ててるし(断捨離の一環でね)、リサイクルに出すというのは、僕のお客様にアパレルメーカーがいらっしゃる以上、僕個人は致しません。単純に捨てます(笑)

購入するとなると、関係性のある方からは買いますよね。短パン社長の「Keisuke okunoya」は、気になったら買いますもん!

 

でも、正直言えば、ブランドのレベルや、サイズ感がわかっていたりするものは、ZOZOでポチったりするし、、、

しかも、セールがわかっちゃうから、プロパーで買わないし、、、

インポートのものでも、YOOXなどを使えば、ホスピタリティの低いセレクトショップで態度の悪い店員に売りつけられることもなく、現地の価格で購入できてしまいます。。。

 

 

これ、恐ろしいことだよ、だって、僕はもう何年も生きているから、いろんなブランド経験してるけど、これからのブランドって、未来の顧客をどうやって関係性を深めるんだろうって思うんだ。

あくまでもアパレルの一例だけど、どの商売でも一緒だよね!

 

本当に、誰かとの関係性がなければ、マジ、買わないよね、、、実感するわ、、、

 

それと、関係性があっても、一定水準以上のものだったりすると、一気に信用がなくなるんだ。

ああ、これはダメだってね。

通販で、買う前提なのは、返品ができるから。実は、ZOZOを今使うのもこの点だったりします。

で、マイナスのイメージかついちゃうと、そのブランド全体に興味がなくなる、、、そんな現象も、自分自身で感じます。

 

だからかもしれません。

 

僕自身も、とても自分の仕事で気をつけていることなんだけど、ファイナンス関連なら大体の知識も、経験もあるんだけど、他にプロフェッショナルを存じ上げている時は、その方にバトンタッチして、できるだけ、やらないようにしているです。

これ、昔はなんでもやったけど、今は違うんですよね。本当のプロフェッショナルなところはやるけど、という形に変えてきています。

 

「すべての仕事、業種、職種、それぞれに、プロがいる」僕は、その専門性には敬意を払うべきじゃないのかなって。

何でもできる、というのは傲慢だから、できることをちゃんとやる、これにシフトしてるんです。

 

それに、明らかに、供給>需要の世界では「どうしてあなたから購入するの?」という問いに答えられないと、選ばれなくなるんだろうな。

 

これって、本当に大きなパラダイムシフトだから、マジで意識を変えないと、企業も、経営者も、ビジネスパーソンも生き残れない、というか徐々に沈んでいくしかない状況に追い込まれていくと思うんだ。

 

でね、この前話していた時に話した内容で、僕なりの答えをお答えしたので、それを開示するとね、

その一つは「ハンドメイド」だと思うんです。

 

この言葉、工業製品に対する話だけではなくて、すべての業務プロセスがITによって効率化されているからこそ、本質的な意味での「ハンドメイド」が大事になると思うんだ。

 

しかも、価値>価格という設定にしないといけないから、価格そのものが高くないと、多分、ビジンスとして無理、、、

 

この話「ふーん」じゃなくて、本当に考えるきっかけになればいいな、って思うんです。

今後、日本自体、人口も減っていきますし、間違いなく漠然と過去の延長で考えていると、ある日突然、需要が消える可能性があるんです。

 

だからね、工業製品を作っているところは、今後、製品そのものではなく、そこから得られる体験や価値などを見出すことになるでしょうし、それは便利という側面ではなく、セクシーや、クールと言った感覚になるんじゃないのかなって。

 

さて、僕自身は、自分の仕事が「セクシー」になるためにどうすればいいのかを考えながら変化していきたいと思います。

恐ろしいスピードで、AIは進化し、ディープラーニングというものは、明らかに人の役割を変えていきます。

多分、社会全体の価値観がゆらぎ変化するんだろうなって。

 

僕などの金融機関の仕事なんてのは、職種が限定されてくんだろうなー、今ある職業の多くが陳腐化する世界に、足元は変わっているのなら、どう変わりますかね。

供給>需要ということは、モノやサービス以外にも、価値観はありませんか?という問いかけではないでしょうか。

 

既に満たされている、既に持っている、既に幸せである、はずなのに、何が足りないんのでしょうか?

 

最近はそんな話題が、富裕層と言われるお客様と話していても出てきますので、思った以上に、経済の大前提が揺らいでいるのかもしれませんね。

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木﨑 利長

木﨑 利長

ざっきー
1968年名古屋市生まれ。金融機関に勤務。クライアントの事業価値を向上させる事を目的とし、仕事を通して取り組んでいます。
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
 (※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)

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