リオオリンピックで、ブラジルに行かれた方から聴いた話…

今日、まだお盆休み中の方も、関係ないよ仕事だよ、という方もいらっしゃるとは思いますが、ざっきーは朝から仕事です。

オリンピックの中継とかをご覧になられている方も多いかと思いますが、いろいろあって、TVモニターを見ていません、ので、寝不足もありません(笑)

 

そんな中、仕事がらみの方々とのスカイプでの打ち合わせがあって、リオデジャネイロでのオリンピックがらみで現地にいらっしゃる友人と話をする機会がありました。

いやあ、インターネットって凄いですよね!

海外通話って言ったら、高価格サービスの代表格だったのに、今やネット環境が整備されていれば、ほぼ無料、しかもVIDEOで映像も流れるんだから、実際に体験してみると、その凄さと、体験そのものの価値の高さに気付きます。

でね。そこでの話が、なるほどって思えたので、ちょっと紹介をさせてください。この「体験する」ってことが、今後のビジネス上のキーワードになるかもしれないので、お伝えしたいのです。

 

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細かくは実際に動いているプロジェクトがあるので、全然書けないんだけど、オリンピックの開催中ってのは、世界中のスポーツ競技の団体、しかも最上部の団体の幹部が、一箇所に集まっている状態になるので、その周辺のビジネスマンにとってはチャンスです。

実際、日本でも。違う意味で報道されましたが、選手以上に、協会団体の役員などが同行していますよね。選手はエコノミーで、役員はビジネスクラスでしたっけ(笑)

だって、ビジネスに行くんだから、応援に行ってるんじゃやない、というのが真実です。まあ、そうゆうものです。

そう、競技場の外では、ビジネスが展開されているわけです。場所は、現地の高級ホテル、ということになります。

 

リオデジャネイロで、安定したインターネット環境などというのは、どうやらマスコミのプレスセンターか、高級ホテルの有料エリアぐらいでないと難しいとの事。

そりゃそうだ、日本にいるとそこら中にwifiが飛んでいますし、携帯電話の回線は4G以上、家庭にはFTTHという凄まじいインターネットインフラがありますが、世界では、そうではない国が、まだまだ多いのが実情です。

高級ホテルって言っても、ダイアルアップでの接続か、速度の遅いwifiだそうで(笑)行ってみないと分かんない事って、いっぱいありますよね。

 

友人は、米国での投資銀行勤務経験や、日本の商社勤務経験のあるFMなので、リオデジャネイロには20年ぶりとかって話なんですが、当時に比べると、地下鉄の整備もなされていて、発展途上国にありがちな交通渋滞も緩和されている感じ、との事ですが、予想以上に所得格差の現実が目の前に広がっており、これが報道されないのは、多分、規制が掛かっている、との事でした。

その方が拠点としたのは、リオデジャネイロの中でも有名な、コパカバーナビーチという聞いたことのある場所でして、ここは、リオデジャネイロの中でも、超高級エリアなのだそうです。

 

その中のホテルに滞在しているとの事で、ここには治安の不安などは、まったく感じられないぐらいの監視の目があり、フロア毎にガードマンが立ち、監視カメラも数多く、ホテルの前には装甲車(笑)って、そんな状況だから、ホテルの敷地内は、超安全だそうです。

そして、そのホテルには、ホテル内の高級レストランで、ドンペリやクリッグを、昼間から開けているブラジルのビジネスマンや、その家族たちが集まっているのだそうですが、それは、本当にごくわずかの富裕層、つまり、ブラジルの勝ち組の方々なんだそうです。

まあ、そうゆう人たちが、ビジネスのパートナーだったりするんだろうけどね。

 

でも、そのホテルの前には、道路を一本はさんで、コパカバーナビーチが広がっている訳なんだけど、そこには、数多くの物売り、つまり、数円のティッシュペーパーとか、缶ビールとかを背負って売り歩いている方々や、お手玉とかを観光客に見せてチップをもらおうとたかってくる子供たち、、、

そんな方々で、カオスの状況になっているのだそうです。そう、道路を一本はさんで、超富裕層と、今日の食事に困っている人々とが存在している、彼らは同じブラジル人、という現実は、25年前よりも明らかに激しく、頭がぐらつくほどの衝撃だと言っていました。

 

海岸線沿いのホテルなどの商業エリカから、2ブロック山側へ行くだけで、そこからはスラムが広がり、安全が保障できない地域、ファベーラと呼ばれるスラム街に入り込むことになります。

高級ホテルと、ファベーラが同じ目線で見えてしまう、この格差は一体なんなのか?

 

ここで、ちょっと、考えてみませんか?

たぶん、日本人がビジネスで会うようなブラジル人はほとんどは、この富裕層の人たちです。

 

そして、本来であれば、彼らが稼いだお金や資産ってのは、まず、ブラジル政府に納税されて、ブラジルの金融機関に預けられて、その金融機関がブラジルの新たな経済発展を担うであろう企業に投資をします。ブラジルの企業は、その投資に対して、利息を払って、その結果、金融機関には、利払いによる投資金額の増加がおこり、さらに投資が活発化され、それをもって、ブラジル国内の企業経営を進めていく。

これが資本主義の大原則なのでありまして、日本に場合はそうなってきたわけですよね。

日本の場合で考えると、日本人が金融機関に預けた預金や保険は、投資という形に姿を変えて、日本経済の隅々までいきわたる事によって、更なる経済成長を遂げてきた訳です。もちろん、米国の経済発展も、同じ理屈ですよね。

 

でもね、多くの発展途上国では、違うんです。

 

まず、資産を持った方々は、その資産を自国には預けず、全てを海外、まあ特には北米に持ち出すのです。そう、全ての富は海外に出ていくわけですよね。

だから、ブラジルの場合もこの例外とはならず、ブラジルの金融機関に集まる預金などは、こういっちゃなんですが、ブラジル国内の貧乏人からだけなので、大した金額にはなりません。

そのブラジルの金融機関もまた、国という信用を背景に、海外の投資家から金を借りて、それをさらに高利な海外の投資先に投資をするという自転車操業を繰り返すことになります。

なので、何かあるとすぐに倒産しちゃうのです。

 

だから、ブラジル国内の金融機関なんかは、あてにならん!、ってなって、ますます富は海外に流れていってしまう訳です。

そして、その結果、そこから生まれる富は、海外で生まれますので、国内に納税されません!

そうなると、納税しているのは誰かとなりますが、それは、海外に資産を持ち出せないような弱小なごく普通の庶民となってしまう訳です。

そう、だから、ブラジルという国そのものが、人口や資源があっても、貧弱な経済基盤から脱却しにくい国家になってしまっている、というのが現在の状況なんですよね。

 

では、この現状を変えるためにはどうすればいいのか、もっと言えば、現在の状況すら維持するためにできることは何か、と言いますと、答えは一つしかないのです。

 

それは、「国外からの、投資を呼び込むこと」です。

 

でも、それも、今までの状況を振り返ると、ブラジル国内で、本来は富を生み出すような農産物の生産であるとか、大きな人口を背景とした国内の消費市場、特に小売業であるとかは、すべて呼び込んだ外国資本に食い散らかされていまして、利益という名の富は海外に行ってしまい、結局、ブラジル国内には、何も残らなかったのです。

まあ、多国籍企業や、国際ビジネスというのは、ビジネスチャンスがもうないと思えば、さっさと撤退していく、杜甫の詩ではありませんが、それこぞ「国破れて山河あり」ですね。これが、実は現時点での発展途上国共通の現状である、という事です。

しかも、リーマンショック前には、米国をも数年で越えると言われた経済成長も、外資の投資引き上げでシュリンクし、オリンピック前には、非常事態宣言まで飛び出すほどの高インフレ、高失業率となって、経済はズタズタの状態となっています。

 

米国の投資銀行がもてはやした、BRICsとは、いったいなんだったのでしょうね?

本来は、外資が投資している時に、経済的な中間層を育てられず、一部の富裕層だけが満たされる事をしてしまったブラジルに、未来はないとまで、その友人は言っておりました。

ですよね、人口が多くても、数年もすれば日本と同じように高齢化が進むわけですから、また、経済が破たんするのは時間の問題です。

スカイプの向こう側で、来てみて良かった、これほどまでの状況とは、数字だけを見ていると分からないし、ビジネスパートナーだけ見ててもわからない、やっぱり自分で見て感じないと、本当のリスク(不確実性)に気付かない、って言っておりました。

 

でね、

僕も南米って、日本から見ると地球の真反対で、距離もあるんし、行った事なんですよ。

でもね、

「ブラジルレアル建」という金融商品は、日本に居て、嫌というほど見かけるし、一時期流行った「ブラジルレアル建トヨタ自動車社債」を、100万円とか、200万円とか購入している人、結構いるんですよね、、、

多分、売っている金融機関の担当者も、ブラジルに行ったことないし、作った投資顧問会社もブラジルに行ったことない。そして、購入する方ってのは、投資家何だけれども、ブラジルには行ったことがない、、、

トヨタ自動車という会社の社債であれば、なぜ、ブラジルレアル建なのか?それも考えないで投資する。

 

ま、そんなところに投資をしたらどうなるかということは、火を見るより明らかなんですけどね。

仕事柄、いろんな方を見ているのでわかるのですが、豊かでなく、ファイナンシャルリテラシーの低い方ほど、トルコリラ建て、南アフリカランド建て、などという投資信託や債券を購入されているのですが、利回りが5%とかでも買うって、あり得ないと僕は思うのですが、どうも怖くもない様子。

もしかしたら、知らないという事は「恐怖」そのものを認識させない、麻薬なのかもしれません。

 

言われたのは、この時期に、日本からリオデジャネイロに来られている方がいっぱいいるのだけれど、その方々は、決して、このブラジルの通貨を買おうとは思わないだろうって。

そんなに難しく考えなくても、現地の空気感を感じるだけで、やばいことに気付くって。

 

これは、通貨などというものは、投資する方、つまり、買う方も、現地を見ることなく買うというのではあまりにも無防備だという証左じゃないかなって思うんです。

良く言いますよね!投資の鉄則は「知らないものに投資しない」です。

利回りや、手数料や、販売会社や、投資顧問会社じゃなくて、理解できないものには、手を出さない事。これが全てじゃないかってことです。

 

経営者の皆様、皆様の会社は、もちろん、知らないモノじゃないし、理解できないモノじゃないですよね。でもでも、もし、金融感の視点からはどう見えているのか、もしかしたらご自身の理解が全てじゃないかも?って心配になったら、こっそり、ざっきーに声かけてくださいね。

こっそり、解説しますからね。僕もやっぱり、会社訪問して、自分の目でみて感じないとあかんって思いました!

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木﨑 利長

木﨑 利長

ざっきー
1968年名古屋市生まれ。金融機関に勤務。クライアントの事業価値を向上させる事を目的とし、仕事を通して取り組んでいます。
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
 (※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)

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さて「日銀の出口戦略について、ざっきーはどう思うの?」と聞かれる事が、

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僕はざっきー、金融機関の正社員で経営者専門の保険屋というのが、履歴書の