中小企業とベンチャー企業の、違うところと、大事なところ

「大好きなお客様の、お悩み事を解決したい」ということを、心にこっそり秘めて仕事をしております、ざっきーです。

経営者専門の保険屋として、大好きなお客様に「お節介」をやいて、その方の事業価値を高めちゃって、リスク(不確実性)からお守りしていく中で、仕事というよりは、僕自身が「この大好きな方に会えてよかった!」ということを主眼に据えて、生きております。

仕事ってのは、自分がワクワクして、本当に興味を持って取り組んでいたら、経済的に不安になることなんてないと、個人的には思っておりますし、事実、今までの僕がそうです。

大丈夫、困りません。

大丈夫、本当に「自分が」わくわくする事をしてたら、大丈夫!

 

某金融機関に勤務していて、その中でも、特殊と言われる中小企業の財務のプロでもあるし、個人のファイアンスまわりについても、FPとしてプロでもある僕の発言としては「何ゆうとんねん!」って言われるかもしれませんが(汗)

だって、僕自身がそうなんだから、そうとしか言えないっす。

豊かじゃないFPとか、豊かじゃない担当者とか、やばいからね。これ、大事なポイントだから♪

 

成果などというものは、自分が本当に満たされることをやっていれば、確実についてきます(笑)

他人のためにするんじゃないんです!

ここが大事、他人のために犠牲になったり、奉仕をしたり、無理をするのは違います!それは、期待や依存なので、すぐにやめたほうがいいです。そうしないと仕事しないヤツとかは、離れたほうがいいですよ!

その人がどうこうとうい話じゃなくて、あなた自身が問題を作ってるだけだから。

自分を大事にしてからじゃないと、他人に何かしてあげるなんてことは、できませんからね。

 

最近はそんな感じで、仕事も、なんとなくご紹介を頂いた方にお会いして「僕が大好きならお節介をする!」というおかしなスタンスで仕事をしております。

だから、大事な方がいらっしゃったら、引き合わせてね♪

 

昨日もご縁があって、初めてお会いした若い経営者の方とお話をさせていただいたんですが、その中での話が、おや、これはポイントがわかりやすい話やんけ!ということで、披露させていただこうと思います。

それは、中小企業と、ベンチャー企業の違い、という視点です。

 

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僕がお節介をさせていただく際に、必ずお聞きするお話があるのですが、それは、経営者の皆さんに「あなたのビジョンは何ですか?」と伺うことです。

 

いろんな答えがもちろんあるし、何が正解などということはございませんが、こんなお話をいただくことがあります。

 

「ビジョンは、株式上場することです」

 

昔の僕は、凄いですね!ってな感じで盛り上げましたが、最近は、本気でお客様のお悩み事を聴こう思っているので、こう聞いちゃいます。

 

「で、資金調達をされて、何をされるんですか?」

 

嫌われるかもしれないけど(笑)

株式上場(IPO)は、資金調達の手段の一つであって、その結果、先にあるものが「ビジョン」じゃないのかな?って思うんです。

 

ビジョンてのは、社会貢献でも、顧客貢献でも、社員貢献でも、地域貢献でも、業界貢献でも、なんでもいいとは思いますが、でもね、本音の部分が、本当に大事なんじゃないのかなって。

 

それは、僕自身がそうだったから、お客様のため、会社のため、仲間のため、生命保険業界のため、、、

 

そう、格好をつけて綺麗に見せていた時は、そんなに上手くはいってませんでした(汗)いろんな葛藤や、いろんな経験を通して、まずは、自分自身を満たすことができる、つまり、自分を大事にできないとだめ。

もっとわかりやすく言えば、他人のためではなく「自分のために」を満たしてからでないと、本当に他人のためには、汗を流せないんですな。

うわべではできても、人って、感じちゃいますからね。反省もこめて、書いております。

 

綺麗ことが嘘だとは、もちろん申し上げませんし、嘘ではないと思うんだけど、、、

もっと人としての根底にある、儲けたいでも、怠けたいでも、何もしないで不労所得を得たいでも、金持ちになってあれもこれも欲しいでも、誰かを見返したいでも、ある人をひれ伏したいでも、、、

 

まずは、個人的な欲望が中心で、一向に構わないと思うのです、それが「人間」だから。

 

だからこそ、目的と手段を違えるのは、ちょっとリスクだと思いまして、お節介ながら説明をするようにしています。それが、比喩としての「中小企業と、ベンチャー企業の違い」という話です。

 

僕の理解ですから、いろんなツッコミはあろうかと思いますが、まあ、読んでみてからにしてね(笑)

このビジネス単語の明確な違いは、企業として今後継続をしていく中での「資金調達方法の違い」にあると思います。

ゆうなれば、

 

中小企業の場合の資金調達方法は、銀行融資(Dept)

 

ベンチャー企業の資金調達方法は、株式上場(IPO)か、

経営陣にる投資(MBO)か、企業買収(M&A)

 

となります。ちょっと解説をさせてください。

 

そもそも、企業の目的は「継続」することで、経営者の皆さんは向かう先を決める、その舵取り役です。

その継続する企業の方向性を決める、これが仕事の根底にあって、いろんなところで、これを経営方針とか、ビジョンとかっていうんですよね。

だって、経営方針やビジョンて、大企業を除き、経営者が作るものですから(笑)ですよね、これに異論はないですよね!

 

で、経営者の仕事ってのは、その企業の、1)方向を指し示して、2)継続することが根本と思いますが、これも異論はないと思います。

 

そして、その企業を継続するためには、資金を外部から調達してくることになりますが、その方法はルックスルーして考えると3つ、

①繰越利益剰余金(Profit)

②銀行借入等の間接金融(Dept)

③資本調達等の直接金融(Equty)

 

①利益は、会社の外部からの資金流入である売上から経費を差し引いたものですし、②借入は、そのものズバリだし、3)のここに株式公開も入るわけです。

 

だから、①利益については、すべての企業が、継続するためには必要なことであって、それ以外の資金調達を、どこから行うかによって、継続するための視点が変わってくるんだと思うんです。

だって、②借入と、③資本って、他人からの資金調達という意味では一緒なんですけど、調達コストが、全く違うからです。

 

②借入の場合、資金の出しては銀行ですので、銀行が、貸してくれれば借りればいいけど、貸してくれないなら、借りる事はできません。

何んか、これ変だよね!って言われます。お金がないから貸してくれ!って言ってるのに、貸してくれなくて、借りなくてもいい時に借りてくれ!っていうんだよと、、、

「雨が降る時は傘を取り上げ、晴れると傘を差し出すのが銀行」などと言われますが、少なくとも経営者の皆さんは、そうは思っていませんよね(笑)

だって、銀行のお金は銀行のものじゃなくって、預金者のものですから(笑)

危ないところに貸せるのか!、という普通の話です。

経営者の皆さんが、経営がやばいところにお金を貸すのって、超巨大なリスクだというのは、共通認識とお思います。

だから、①利益を、貸してくれている時に、充実させておかないといけないんですよね。

 

でも、②借入の場合は、約定通りに元本返済と、支払利息を支払っていれば、その間は貸したままにしてくれますよね。

つまり、実行された銀行貸付金というのは、利息も含めた返済に滞りがなければ、文句も言われないし、経営にも関与されません。これって、当たり前に思えるかもしれませんが、凄いことですよね!専門用語で信用創造っていいます。

 

だだし、決算書などから導き出される、信用格付け(銀行格付け)によって、借入金の金額や、返済期間、金利などは、貸し手である銀行に委ねられます。経営者の皆さんの言う通りに資金を出してくれるわけではないことは、ご存知の通りです。

だって、そもそも、預金者のお金なんだから、回収の信用度によって制限を受ける、これは当たり前ですよね。

 

でもでもです、

売上のお金と、銀行借入金のお金とは、色が違ったり、価値が違ったりしないので(笑)企業を継続するという目的のためには、有効な手段なんです。

 

 

さて、では、③資本調達はどうなんでしょうか?

基本的に資本ってのは、返済がありません。

でも、企業を継続させながら、将来受け取れると思われる利益を受け取るために、その企業の経営権である株式と引き換えに調達される資金となります。

だから、企業の継続は当たり前として、利益の極大化を求められます。

 

そう①利益の繰越利益剰余金については、資本の出してである株主に既存することになり、経営者の皆さんの一存で、使い道を決められるものではなくなります。

でも、資本の提供者、これを投資家と言いますが、こちらに、利益ができる前の期間や、それにかかるコスト、そして、利益処分方法などをコミュニケーションを持って説明し、理解を得ることは可能です。

 

たとえ現在、利益が全く出ていなくても、将来の利益が見込めるのであれば、①利益での調達は不可能であって、②借入でも不可能な資金であっても、調達は可能となるからです。

 

となると、この話って、単なる資金調達手段の知識としてみた場合、オールマイティの資金調達方法は何なのか、という話なのです。

それは、①利益ですよね!

もっとぶちゃっけて言えば「儲け」です。

それが、現在見込まる場合の他の資金調達の方法として、②借入がある訳で、将来になると利益が見込まれる場合の資金調達の方法が③資本なわけです。

 

ね、どちらにしても、今か、未来かわからんけど「儲かる」のか?ってのは、会社がどんな形態であっても「大前提」なんだってことですよね。

これはね、とっても大事なことだと思うんだ。避けては通れないから、ほんとうにね。

重要なのは、過去儲かったとしても、今とか、未来がそうでないなら、今、何とかなってるのは、過去の①利益の蓄積のお蔭だったりします。

それは、ずっと続くものじゃないからね。

どうぞ、今日はお盆の中日(かな?)過去と、今と、未来に想いを馳せてみてください。

大丈夫、未来は可能性の宝庫です。何もしなくとも不確実性(リスク)もあるのですから、考えてみるいい時期かもしれません♪

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木﨑 利長

木﨑 利長

ざっきー
1968年名古屋市生まれ。金融機関に勤務。クライアントの事業価値を向上させる事を目的とし、仕事を通して取り組んでいます。
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
 (※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)

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