さて、GDP速報値がでましたね。
7~9月期実質GDP、年率0.8%減 2期連続マイナス(日本経済新聞より)
政府は、緩やかな回復基調とか言ってるけど、
嘘ですね、
そう、嘘です。
そうやって、嘘つかれても、突っ込まないマスコミの皆さんも、
同じ、嘘つきですね。
だって、数字があるのだから。
ここは日本、中国じゃないですよね(笑)
さて、
僕は、ざっきー、保険屋、大好きな経営者だけ
依怙贔屓して財務貢献しますよー(笑)です。
そう、大好きな経営者の皆さんに、価値ある情報をと思い、
ブログを書いています。
ヒントになるのか、気付きになるのか、
お役に立てるのかわかりませんが、
何とか、お伝えできないかと思い、書いております。
できたら、読んでくださいね♪
さて、
2四半期連続でGDPがマイナスってのは、
誰が見ても、景気は減速している、という事です。
こんな状況で、消費税をあげたら、凄まじい事になりますよね。
日本のGDPの大半は、内需。しかも、消費に支えられているのですから。
経営者の皆さんにとっては、消費税というのは逆進性が高く、
経営者に多い、高額所得者にとっては、所得税増税ぐらいなら、
消費税アップがいいなんて事、、、
間違っても言わないでくださいね。
従業員から見た場合、それ、どう思うか、想像してみてくださいね。
本当に、まずい事なので。
数字は嘘をつかないし、数字を使うと伝わる効果もあります。
さて、話を戻します。
厚生労働省が発表した、9月の勤労統計調査によると、
夏のボーナスは¥356,791円となり、前年同月比2.8%マイナス。
少し先に、経団連が発表した、会員企業の夏のボーナスは、
2.81%プラスです!ってマスコミは、報道していましたが、
数字上は、世間はマイナスだったという事。
これ、従業員さんへのメッセージにも使ってくださいね!
あの、やっぱり、給与報酬は、根拠が大切なんだと思うんです。
今回の速報値は、
夏のボーナスをきちんと払った中小企業にとっては、
もっとも効果的な活用ができる訳です。
さらに、9月の2人世帯以上の消費支出も、前年同月比でマイナスとなり¥274,309円。
これは、消費税増税が直撃した、2014年5月の¥271,411円よりもマイナスなんですね。
さらに、東日本大震災で、そもそも物資もなく、消費も全体的には低迷した、
2011年3月の¥291,900円にすら、遠く及ばない数字なんですね。
ね。これが現実ですよ。
詳細を見てみれば、よくわかります。
トヨタの決算が、大変良かったと言われていて、
営業利益は17.1%プラスの1兆5834億円!と報道されてますが、
もう一つの要素、販売台数を見てみると、それは427万8000台に留まっており、
これはって、前年対比4.4%のマイナスです!
マイナスですよ、数量はマイナスって事です。
では、なんで営業利益が上がったかっていうと、
為替差益ですよね。
ふう。
実際に名古屋に行って、トヨタの下請け企業の方に聞けば、
すぐにわかります。実際には、昨年より厳しいって言いますよ。
ほんと。
さらに、水の出ない雑巾を絞っている感じでしょうか。
また、アベノミクスで雇用が120万人増えたと政府発表はありますが、
中身をみればわかります。
非正規が178万人増加、正社員は56万人減少。
さらに、有効求人倍率も1.23倍で求人が上回るという政府発表ですが、
正規・非正規別で見た場合、
正規社員の雇用に限っていえば0.76倍、、、
これって、正社員の求人倍率が、はるかに少なくなっていますけど。
よって、結果的には、非正規雇用者は全雇用者に占める割合が、
ついに40%に達してしまい、正直言って、日本の雇用体系では、
正社員というものが、普通ではなくなってきている
ことが分かります。
さて、こんな状況ですから、いつ非正規に叩き落されるかわからない、
という心理状態の中で、消費税を上げる訳ですから、結果はわかりますよね。
それによって、さらに、日本の消費は下がりますし、
それが、景況に左右される業種の利益を圧迫し、
その結果、全産業での利益を圧縮する、
という、悪循環に陥ってしまうことは、容易に予想できませんか?
異次元の金融緩和の効果は、という部分も、数字を追ってみましょう。
同じく発表された、10月のマネタリーベースで資金供給量みますと、
何と、344兆円(!)にも達しており、前年同月比では32.7%のプラスです!
これは、15カ月連続で、資金供給を増加させても、
結果的に何も起きていない、ということが、
証明されちゃったのではないでしょうか。
数字から見えるのは、4〜6月期に続いて、7〜9月期のGDPも、
最終結果はマイナスと見られており、2期連続のマイナスですから、
これって定義上、
「リセッション」(景気減速)ということになります。
あの、これ、3本の矢は折れてますよね。
どなたか反論ありますか?
僕の大好きな経営者の皆さん、来年は相当、厳しいことを前提に、
今できることから、今から手の打てることから、今こそ稼げるものは今です。
僕も心がけていますが、やはり、行動です。
残念ですが、消費増税を政府が止めないなら、
相当悪化した景況感になります。
再度言いますね、
あきらかに景気は下がっていますからね。
この程度の話ができない、金融関係者は、
あなたをカモとしてみていますよ(笑)
ぶっちゃけ、リセッションかかるのに、
節税とか、付き合い融資とか、付き合い投資とかって、
そんな事、している場合じゃ、ないっす!
迷ったら、声かけてくださいね。
経営者の立場での、判断材料を提供しますので。
木﨑 利長
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
(※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)
最新記事 by 木﨑 利長 (全て見る)
- 代表取締役が万が一の時に備える「補欠役員の制度」をご存じですか? - 2022年1月13日
- 「解決方法を設計する」という手法で、仕事に取り組みます - 2021年1月2日
- 経営者の最重要KPIは、事業規模に応じた「現預金」を持つ事 - 2020年5月15日