「問題を作り出している」のは、自分自身の不安と恐れじゃない?

7ヶ月前から、カウンセリングのセミナーを受けていました、ざっきーです。

自分自身のセルフカウンセリングと、仕事柄、お客様に寄り添いたいから、カウンセリングを通して人の心の動きを知りたかったからなのです。

 

この内容については、おいおい書きますけど、卒業の手前で、いろんなワークを通して、僕自身が「はっ」て、気づいたことがあるんですね。

 

それは「ビジネスは、お客様のお悩み事を解決することと定義する」という考え方が、

もしかしたら「問題を作り出しているのかもしれない」という気づきです

 

僕は、経営者専門の保険屋をしているのですが、、、社長、こんな保険ありますんがどうですか?とか、ナイスショット!とか言わない営業なので(笑)

ものすごくざっくり言うと、紹介してくださる方々のお言葉を借りると「コンサルタント」です。

 

まあ、

コンサルなんて名乗るのは、僕にとっては、ちょーこっ恥ずかしいことなので、問題解決型営業と翻訳していますが、

現状を把握して、問題を抽出し、解決策を提示するのが仕事なので、、、

問題がないと、まずいわけですよ。

 

ありゃりゃ、、、

こりゃ、もしかしたら、とんでもないことに気づいた!ということと。

だから、大好きな人だけに関わってきたんだと。

大好きな人であれば、問題がなければ、わざと作り出すこともないし、正直に寄り添えますからね。

 

金融商品というのは、売っている営業のリテラシーが低いと、お客様にとって悪影響であることすら、すぐにはわかりません、、、

だからこそ、モラルや、知見が求められるんですが、、、数字の世界ですから仕方がないことも、また、事実です。

 

だから僕の場合、

大好きなお客様は、その方が抱えてている問題を解決する力があると信じる、

徹底的に信じる、

 

そして、解決策を提示するのではなく、気づいていただく!

 

これだ!

お客様自身が、問題を主体的に解決したいと!

もっと極論すれば、自分の思い通りに生きたい!って思われてないから、根本的な経営課題が解決されないんだ!

ということに気づきました。

 

そう思って、あらためて、自分の置かれている現在の状況を俯瞰するとね、、、

見えてきたものがありますので、そのことについて書いてみたいと思います。

 

どうしても気になっていた、世の中のコンサルタントが煽る、

AIによって仕事がなくなるから云々、今から準備して云々という話題です。

これ、どうも不安を煽っているようで、気になるんですよ。

 

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最近の話題で「将来なくなる業種」というものがありますよね。

 

背景には、AIによるディープラーニングが進んでいくと、2025年ぐらいには、シンギュラリティ、つまり、人の知能を人工知能(AI)が超えてしまうと、そうなるとかつて人類が経験しなかった世界になることは間違いないわけです。

 

でね、それによって人の職業の大部分がなくなるって、騒いでますけど、

ちっと待て、そうじゃなくてもなくなる職種は、いくつもあると思うんです。

 

例えば、

 

PCソフトの発達に伴って、データでの入稿が増えて、仕事が減少してやっていけなくなった写植屋さん。

クラウド会計や、月次決算に対応できず、クライアントを失って、引き継ぐ後継者もいない会計事務所。

行政からの規制が厳しくなって販管費等のコストが急増して、資金繰りが困難になった乗合保険代理店。

元請けからの発注減に対処するために、太陽光発電や利回り不動産投資など、本業以外のものに投資をしたものの、回収がおぼつかない下請け製造業。

少子化に伴って、生徒を獲得する競争が激化し、さらに講師の補充や、新たなテーマや教材の仕入れに関しても競争が始まり、運営がおぼつかない学習塾。

多種多様なコンセプトでの店舗展開を図っているものの、従業員の採用、育成がままならず、人材補充ができない飲食業。

 

まあ、書き出したらキリがないんですけど、、、

ぼやかしていますけど、僕のクライアントであったり、具体的に相談に乗っている事例ですね。

現段階で、ちょーやばいっす! AIじゃねえって(笑)!今の話だよね!

 

そもそも、「AI」とかって言う前にさ、モノに関してはすでに飽和しているし、

人の興味はどんどん変化するし、

かつては参入障壁の高かった業種も、自由化すれば競争に晒されるわけで、、、

わかりやすいところで言えば、僕のクライアントさんもTV番組の制作会社とかあるけど、若い人いないって、、、

人が足りないって、、、予算がどんどん減っていくって、、、規制がどんどんかかっていくって、、、

 

まあ、成長のスピードが止まった上で、社会全体の富(価値)が拡大したとしてもね、

富(価値)の分配については平等にはならないから、やっぱり格差が生ずる訳です。

 

しかもそれは、性別、地域別、職種別、年齢別、などなど、様々な階層によって歪さが違うので、

仕方がないことなんだと思います。だって、人は、対等だけど、平等じゃないからね。

 

そもそも「人は平等ではありません」よね。

生まれた時、場所、環境、処遇、、、平等である訳がありません(笑)

でも、人として対等であると接する人に、未来は開けるんじゃないかな?

僕も、ぜんぜん、他人のこと言えんけど、でも、社会の端で生きてきたから、相当優しい。

 

だからさ、だからさ、煽りたくないんだよね。

無理して、追い立てられるように、変化する必要もないし、

そうは思っていても、こうやって「問題を作り出されている」

それに加担してないか、ちょっと不安になりました。

 

あのね、気づきますよね。

AIなどという前に、もう、いろんな分野での成長が行き詰まって、問題は噴出してるんです、、、

 

仕事などというものは、どんなものであっても時間の経過とともに、違う形態に変わる、

これは歴史が証明していて、形態変化は当たり前ぐらいのビジョンを持っていないなら、

そんなリーダーはやばいっしょ!

 

だって、社長の仕事の究極は「事業を継続すること」だし、

だから社長の仕事の目的は「未来を作ること」ですよね。

それぐらいの不確実性を、考えるのが経営者の仕事ですし、そう僕自身も思います。

 

まあ、今あるものが続くなんて、そもそも幻想だし、過去を振り返れば、そんなんばっかり(笑)

歴史は、盛者必衰を表していますから、そもそも、今が続くなんて、思わなければいい訳です。

 

実際、AIを仕事にしている方々から聞いた話ではあるんですが、今の世の中にはとても非人道的な仕事があると。

わかりやすく言えば、会議の議事録とか、インタビューの書き起こしとか、データベースからのソートとか、

まあ、審査、チェック系のことって、人がやんなくてもいいかもしれません。

 

言い換えれば「ルーチンワーク(繰り返し)の仕事」

 

もちろん、職人的技能とか、センスとかありますけど、、、

でもね、オペレーションの大部分は、センサーや、検証プログラム、それに基づくロボット制御技術があれば、人が行う作業としての平均的なものは代替されてしまいます。

いや、それ以上じゃないのかな、疲れないし、ミスないし。

だって、そうゆう仕事って、視点を変えると「非人間的」だから。

 

あの、こだわりや、感性や、人が介在することを否定している訳じゃないんですよー

 

例としては、ラーメン屋さん。

 

修行とかいうけど、科学的に味を安定させること簡単だよ。今は、人件費<ロボットだけど、近い将来逆転すると思う。

もちろん、その仕事に誇りを持っていらっしゃる方もいるけど、AIで代替できる部分があるって事。

ラーメンを作って提供するという仕事から、新メニューやその他の付加価値を発信する事になると思うのかの違いで、仕事の質が変わっていくんだと思うんですよね。

要するに、シンプルに考えて「できればやりたくない仕事」が減っていく可能性があるという点を、見落としちゃいけないって事なんじゃないのかなって。

 

それにさ、それにさ、そもそもさ、

人口が減ってくんだから、人が足りなくなるんだよ!

現在、もう足りないんじゃないの?

 

AI云々のまえに、人不足!これが一番の問題でさ、

人でしかできない仕事であれば、どうすれば賃金があげられるかを考える事だし、

何かその仕事に魅力がなければ、AIによって職業が淘汰される前に、

人材難になって、雇用のミスマッチが起こるだけ。

 

これってさ、AIが問題じゃなくて、今、現実にある人材難って事なんじゃないのかなって。

そう、問題はもっと手前にあるし、できることはまだまだあるんじゃないのかなって。

人はやっぱり、生き甲斐だけでは生きていけないもん、

評価され、大事にされないと、きついもん。

 

そう考えるとね、AIの前に「人」が大事って話じゃないのかなって。

今ある仕事で、将来代替できそうな、人がやらなくてもいいことがあれば、それは、えいやって捨ててもいいかも。

それとも、じゃあ、人がやらないで済むようにしよう!ってことでもいいし、

それなら、小難しくAI云々って考えなくても、今できちゃうことが、いっぱいあるかも知っれません。

 

大丈夫です、今まで変化してきたんだから、大丈夫。

で、どうせ変化するなら、ご自身がワクワクする方向で、変化してみませんか。

そんな形で、僕も伴走できるようになりますので、楽しみにしていてくださいね。

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木﨑 利長

木﨑 利長

ざっきー
1968年名古屋市生まれ。金融機関に勤務。クライアントの事業価値を向上させる事を目的とし、仕事を通して取り組んでいます。
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
 (※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)

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