水を飲む人は井戸を掘った人の恩を忘れない、知ってます?

ざっきーです。週末ですから、ちょっと軽めの話をさせてください(軽めってなんだろう? 笑)どうしても、僕の好きな話って仕事がらみで、クライアントさんから聞いた話や、自分が体験したことばかりなんですね。

まあ、そんな話でも、もしかしたら、僕の大好きなクライアントの皆さんに、何かのきっかけや、気づきになればと思っていまして、僕としては、この話を是非知ってほしいなぁ〜と思うようなエントリーを書いていきたいと思いますので、よろしくお願い致します!

 

さて、この「水を飲む人は、井戸を掘った人の恩を忘れない」とは、中国のことわざ、というか、毛沢東氏の革命語録に出てくる言葉なんです。ご存知の方も多いかと思います。

最近、僕のメンターのお一人である、あるクライアントさんにお会いした際に、お話し頂いたことなんですけどね。

僕が報告がてら、愚痴を吐いてしまいまして、その際に教えて頂いた内容でございます。まあ、相変わらず、セルフコントロール能力の低い僕ですが(泣)「いいから、話しなさい」と言われると、ついつい話しちゃいましてね。この弱さも僕自身だと受け入れております。

 

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さて、本題です。ちょっと前の話ですが、中国の前国家主席の胡錦濤氏が、来日された際のスピーチでも引用されていましたので、僕も思い出しましたし、ご存知の方もいらっしゃいますよね。

他にも、日中国交正常化条約の際に首相だった田中角栄元首相が、ロッキード事件を通して日本国内的には政治生命が絶たれ、さらに、病に倒れて言葉を失った状態でも、来日した中国の高官は必ず、目白の田中氏の私邸に面会に来られていた。という話を聞かれた事はございませんか?その際にもこのことわざが引用されていました。

僕が報告した、ある事柄に対して、このことわざを引用していただき、意味を教えていただきました。そして、このことわざの意味を解説を頂きました。

 

仕事が上手くいき、有頂天になっている時ほど、

自分は誰かに助けられてきたことを、

に思い出さなければいけない。

 

僕がご報告したのは、その方も関わられた、ある案件の後日談です。

簡単に言いますとね、

 

「例の件は、君が、早々に手配や下準備して、骨を折り、

 あの人を、周りの誰も助けなかった時から、助けたんだから、

 例の件が上手くいって、もちろん、君のビジネスになったんだろうね?」

 

という問いに対しての報告でした。あの、具体的に書けないのでわかりにくくてすみません。

 

僕は、こんな風に申し上げました。

 

「はい、先方の件は解決しましたし、先方の利益は極大化しましたので、

 その点は本当にありがとうございました。

 例のご紹介を頂き、動いて頂いた専門家の先生にも、個別に御礼に伺い、

 先生の方への報酬の支払も完了しているので問題ございません」

 

と。で、君の方は?と言われたので、実は、検討するよと言われ、何もビジネスになっていません、と申し上げたところ、、、

怒られました。まあ、そうなるとは思いましたので、私の力不足で話をうやむやにしようとしましたが、それで、さらに怒られました(笑)

 

その時に、知ってるかね、問い言われ、教えて頂いたのが、今回の中国のことわざである「水を飲む人は井戸を掘った人の恩を忘れない」でした。

そして言われました

 

「井戸を掘った人の事を忘れるような人と、ビジネスをしなさんな」

 

と。ごめんなさい、僕の力不足なんです、という話に対しても「きちんと本質を見なさい。例の先生ものもう付き合うなと言っておく」なんて話になっちゃいました。

僕は、こんな感じで揉めるのは、本当に嫌なんで、あーだこーだ言い訳しましたけど、最後に言われたのは、

 

「君の掘った井戸の水を飲んでいて、

 今でも君のことを覚えている人がいるよね。

 だとすると、その人たちに対して、失礼だと思わないか?

 私たちは、君のために、動いたし、紹介もした、相手は関係ないし、

 そんな人を、同じ井戸の水の飲む仲間に入れんでくれ」

 

と。ようやく、真意が分かりました。そうか、関係性を大事にするってことは、本当に覚悟がいることなんだなと。今更ながら、腹落ちしました。

僕、目の前のメンターからは、全然ないがしろにされていないし、僕、本当に大事にして頂いているんだと思え、自分を恥じましたね。

そして、もう、こんな泣き言は言わんようにしよう!と決心しました。おかしいことはおかしい、あなたそれどうなの?って、僕が言わないで誰が言うのか、僕の大事なクライアントさん方と、掘り上げた同じ井戸の水を飲むためにも、ちゃんと現実に向き合おうと思いました。

 

経営者の皆さんも、ビジネスをしていると、いろんなことありますよね。不条理なことや、失礼なこと、仲間だと思っていたら裏切られた絶望感や、本心を隠した嘘とか。でも、もうこのことわざ通りなんですよね。そんなおかしいことをする方と仕事なんてできるわけないし、そもそも、もっと関係性を大事にしてくれている方々に対して、失礼なんですよね。

まあ、難しく考えないで、自分らしく、嘘をつかず、価値観の共有できる方々と仕事をしていくのがいいのだと思います。それおかしいわ!ってことは、おかしいからもうええ!って言えればいいのだと思います。これからは、そうしていきたいなと思いましたし、今後のビジネスは関係性が大事になりますから、ますますこの点が大切になるのではと思います。

 

思い返してみれば、そのメンターの方からは、以前からいろんなポイントで、人と人との関係性が全てなん、って話を伺っていたように思います。

一例を挙げますとね。ビジネスをするときは、何か手土産をお持ちなさい、そしてそのお礼の対応を見て、その後、仕事をする相手なのかどうか確認しなさいと。これ、なかなかできませんが(いやあ、本当にできてないな、、、)結構、破壊力あるんですよ(笑)

その他にも、教えて頂いて、ずーっと実行していることがあります。女性のクライアントや、クライアントの奥様に、誕生日のお花をお贈りすることです。これね、お礼の対応がもの凄く違うんです。いやあ、ちょっと書きにくいんですが、簡単に言いますと、直筆のお礼状に始まって、ハガキやお電話、メールやメッセンジャー、などお礼の方法は様々ですが、、、全く何の反応のない方もいらっしゃいます(笑)

先ほどの方、そういえば、奥様からも、ご主人からも、お礼を言われたことないな(笑)

 

そのメンターのから言われたのは、筆まめ、連絡まめになりなさいと。お礼や感謝というものは形にできなければ、一緒にやる未来の仕事など、できるわけがない。というものでございました。

僕自身は、非常にそうゆう事が本当に鈍感で、ダメで(汗)、お礼なども忘れてしまったりしちゃいまして、よく、あーやっちゃったよーと思う事があります、とほほ。

それでも、一筆書いたり、何かの機会にお礼させていただいたり、できるだけするようになりました。これってSNSと一緒で関係性だと思うし、本当に相手を思えば、自ずとお礼をしますよね、ってことです。お礼ってのは相手のことを思ってすることですから、会社のものや、仕事の何かではありません。全く違った人の心の有り様のことです。

そう、本当に相手を思っているのか、覚悟がなければバレるよ、ってことなんだと思います。

 

そういえば、この話を教えた頂いたのは、僕がサラリーマンをしていた前職の頃からですので、教えて頂いてから、いろんな機会にお花を贈ることをしておりますが、なるほどなぁ、と思うことが度々ございます。つまり20年ぐらいのファクトがあっての話なんですよ、これ(笑)

まあ、ぶっちゃけて言えば、ご主人様が活躍されていたり、会社も家庭もうまくいっている経営者の奥様の場合、直筆の奥様からのお礼状率が高いのです。

だから何、という話ではなく、一事が万事でわかってしまうことがお礼というのは、結構、要注意かも、ってことです。

 

だからって訳じゃないけど、僕も、ここ数年は、ハガキなど、一筆、書くようにしています。SNSの時代ですから、デジタルツールでもいいのでしょうが、だからこそ、リアルな手書きものは、デジタルじゃない暖かさを感じますからね。

これを、本当に想いを込めてやれるのか、ってことだと思うんです。本当に、このブログ、今日は自分のために書いていますね(汗)こう書いちゃったからには、自分もやるしかないと。できてなかったら、ご指摘くださいませm(_ _)m

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木﨑 利長

木﨑 利長

ざっきー
1968年名古屋市生まれ。金融機関に勤務。クライアントの事業価値を向上させる事を目的とし、仕事を通して取り組んでいます。
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
 (※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)

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