赤めだかより、立川談志師匠のセリフ「現実は事実だ」

ルーズベルトゲームや、下町ロケットで役者をされている、立川談春さん。

その自叙伝的著書である赤めだか、皆さん読まれましたか?5年ぐらい前の本ですよね♪

僕、持ってたはずなんだけど、いろんなことがあったからか、手元に見当たりませんw

どこに行ったんだろう?はて(笑)

 

16-01-01-19-58-41-974_deco

 

この年末に、ビートたけしさんが、立川談志師匠役をやる形でのTVドラマがありまして、

HDDに録画されていたもんですから、見てみました。

 

落語のシーンとかは、先に録画されていていましたメイキング映像を見てまして、

ここまでやったんだ!というのを見た後だったので、ドラマはストーリーを中心に、

見ることができました。

 

本よりも、青春グラフティ要素が多く、何と言ってもニノが談春さん役ですからw、

そりゃあ、爽やかに、となりますが、、、

 

僕には、その爽やかさこそが、本を読んだ時に感じた、

芸というものに潜む、狂気や、不条理などをうまく隠してくれていて、

ところどころ、ぐっさり刺さるセリフが多く、

思ったよりも、刺さりました。

 

だからかな、

ドラマの中もそうでしたし、本で読んだ時も強烈な印象があった、

立川談志師匠が、立川志らくさんに話しかけながらの、

談春さんへのセリフです。

 

以下は、ドラマから書き起こしました、引用です。

ちょっと長いですけど、読んでみてくださいね。

 

立川談志師匠の、モノローグです。

 

「お前に嫉妬とは何かを教えてやる

 

 己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを口であげつらって、

 自分のレベルまで下げる行為、これを嫉妬と云うんです。

 

 一緒になって同意してくれる仲間がいれば、さらに自分は安定する。

 

 本来ならば相手に並び、抜くための行動、生活を送ればそれで解決するんだ。

 

 しかし人間はなかなかそれができない。嫉妬している方が楽だからな。

 芸人なんぞそういう輩(やから)の固まりみたいなもんだ。

 

 だがそんなことで状況は何も変わらない。

 

 よく覚えとけ。現実は正解なんだ。

 時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで仕方ない。

 

 現実は事実だ。

 そして現状を理解、分析してみろ。

 そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。

 

 現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。

 その行動を起こせない奴を、俺の基準で馬鹿と云う。」

(TBSドラマ「赤めだか」より引用)

 

 

馬鹿と、

僕自身に言われているようでした。

まさにそうです。

しっかり、腹落ちして、

しっかり、沁みました。

 

だからなのかも、

僕が今、覚悟を決めて取り組んでいる、

事業価値向上プロセスと一緒なのは、

自分人生を通して、感じ、受け止め、学び、決断した事を、

仕事を通して行う覚悟だからかもしれません。

 

僕が仕事を通して行っているのは、

クライアントのお悩み事を解決し、

クライアントの事業価値を高めること。

 

その、大まかな流れは、

 

現状把握 → 問題抽出 → 解決策策定 →

そして、その実行と、検証に寄り添う

 

です。

で、

何か、気づいたんです。

 

もしかしたら、今までの公私に渡る、いろんな経験というのは、

この大きな流れを掴むために、経験したのかもしれません。

 

ここ数年、僕は、インプットの方が多かったかもしれません。

財務や、ファイナンス、マネジメントや、人間関係、

といった経営に関するいろんな知識を、

積み重ねてはきましたが、知識は使わねば、知恵になりません。

 

それらの、知識や、日々の経験が、積み重なったからだとは思いますが、

バラバラのパーツだったものが、ものすごい勢いで、一気につながってきました。

 

なんかね。最近、クライアントの方と話していても、

ブレないんです。それ、自分がしか分かんないことなんですが、

本当に、ブレなくなったんです。

あと、あんまり否定もしなくなったかも(苦笑)

やっぱり、芯ができたからかもしれません。

 

「現実は、事実」

 

これは、重い言葉です。厳しく、冷たくも聞こえます。

でも、だからこそ、四つに組んで、現実と格闘すれば、

何か、光明を見出せるのかもしれません。

 

僕も日々、現実と格闘しています。

「現実は、事実」

そう、その通り!なら、覚悟も決められるってもんだし、

どうせやるなら、楽しく、面白く、ワクワクやりたいですよね!

 

経営者の皆さんも、

覚悟して、格闘されるならば、一人悩んで、考え込むよりも、

その痛みも、光明の見出し方も、

仕事上、いくつもの経営者との伴走をさせていただいた僕なら、

ちょっとだけ、楽かもしれませんよ!?

 

もちろん、皆さまが、望まれればの話ではありますけどね(笑)

 

最後に、ドラマ見た方も思われたと思いますが、

立川志らくさんの演じられた、濱田岳さん、

演技めちゃうまですね!

 

ドラマだけじゃなく、メイキングでは、

演者の皆さん、落語をちゃんと演じられるので、

そちらは一見です、マジで♪

The following two tabs change content below.
木﨑 利長

木﨑 利長

ざっきー
1968年名古屋市生まれ。金融機関に勤務。クライアントの事業価値を向上させる事を目的とし、仕事を通して取り組んでいます。
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
 (※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)

記事を気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket