資金調達を考える時に、基本的に知っておくといい事♪

さて、最近は「財務貢献」という視点から、お節介をさせて頂くせいか、

様々な経営課題の中での、資金についてのご相談、

というか、ぼやきや、希望、要望などを、多く伺います。

 

まあ、世間一般の保険屋さんに、相談する内容ではないのでしょうが(笑)

僕はざっきー、経営者専門の保険屋さんとして、

資金調達面のリスクなどの話もするからなのか、

もろもろ、いろいろ伺う訳です。

 

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ということで、ちょっと個人的にも、

そもそも銀行融資ってなんじゃろ?

 

って話をまとめてみてもいいかな、と思いまして、書いてみました。

読んでね~

 

できるだけ、わかりやすく書いたつもりだし、

この辺の話って、経営者同士の話でも、知ってて当たり前、

という雰囲気があって聞きにくいし、

意外と知られてない話なので(笑)

 

さて、

そもそも、銀行の目的は、すっごくシンプルに言うと

「信用創造」を行う事です。

 

具体的には、手元の余ったお金を、預金として受け入れて、

手元にお金が足りない方に、貸付を行う、ということですね。

 

預け入れるほうには、預金金利を支払い、

借り入れるほうには、貸付金利を徴収する。

 

で、その差額が銀行の利益となります。

 

わかり易すぎますよね♪

 

 

さて、もっとわかりやすくしますよ!

 

預金として預け入れた100万円というのは、

預金者の通帳に100万円と印字され、

いつでも引き出せる状態にあります。

 

でも、

 

この100万円は、借入者の口座へ送金され、

借入者が引き出して使う訳です。

 

ここで、よく考えてみてください。

 

本来は、100万しかなかったのに、

預金者の通帳100万円、

借入者の手元に100万円、

合計200万円が存在している

ことになりませんか!

 

これが、誰にでもわかる、信用創造の具体例であり、

銀行というものが存在する意義です。

 

価値の交換手段であり、尺度、そして保管機能を持つ、

「お金」というものを有効に活用し、

信用創造の機能で、経済を活性化させるという意味では、

広く人々が富むために必要なことが、この信用創造のメカニズムです。

 

富を持っているものだけが、富を独占する訳ではなく、

銀行という信用創造の機能を使う事で、

例え資金がなくとも、経済活動に参加できる、

重要な機能であることが、お分かりいただけるかと思います。

 

人が価値を生み出すことにより、経済は成長し、

その価値創造の結果、

富が増えることで分配が可能になるのです。

 

そう、価値創造をするにも、元手が必要になることもあり、

この信用創造の機能も重要だということは、

富まぬもののためにも、必要な機能であることが、

ご理解いただけると思うんんですね。

 

現在の資本主義を、礼賛するつもりは、さらさらありませんが、

富が極端に集中していた、中世から近代にかけての、封建主義や、

50年以上の時間をかけて実験を行ったにもかかわらず、

持続できなかった共産主義という経済システムよりも、

まあ、ましなのが、現在の資本主義ではないかと思います。

 

その、良くも悪くも、現在続いている資本主義の、有益な一側面が、

この信用創造メカニズムなんですね。

 

ここまでよろしいでしょうか。

 

 

では、銀行が持っている、この信用創造という機能から考えてみますと、

どうゆう場合に、融資(貸付金)がされるのか、

ということが、わかりやすくなります。

 

一つの例は、こうゆう場合です。

 

今、手元にあるモノやサービスを提供した場合、実際に代金が支払われるのに、

60日かかります。60日後には、お金が手に入るんですが、

それまでは、手元にお金がないので、融資(借入金)を受けたいのです。

 

さて、これは、銀行としては融資できますか?

 

まあ、単純に言うと、将来得られるお金を、

今、必要だから借りたいんです。ということなので、

信用創造そのもの、ということになり、

融資(貸付金)の目的としては銀行は、

前向きに検討することになります。

 

この場合、将来の不確定なお金を担保にすることはできないので、

その借り手の信頼度や、借り手の他の資産など、

将来の不確定なお金が手に入れられなかった時に、

代替えの担保となる信用があるかどうかで、判断することになります。

そうなんです、借り手の信用力が大事なんですね。

 

 

次に、

今、手元には資産があるのですが、資産という形ではなく、

お金という価値の交換手段を必要としているので、

融資(貸付金)を受けたいと。

 

これも、よーく考えると、

資産を流動化して、お金にする訳ですから、

信用創造の機能としては、目的にかなう訳ですし、

そもそも、資産としての価値が固定化されたものを、流動化する訳ですから、

借り手の信用力もあり、融資(貸付金)の要件を満たす訳です。

 

 

さて、

では、これはどうでしょうか?

今、お金を貸してくれれば、利回り10%の不動産があるので、

それを取得したい。利回りは固く、返済も可能なので、

信用創造としてお金を貸してください。

 

これね、実はNGなんです。

 

なぜか?

 

それは、儲けることに対して、

将来の儲けを担保(信用)として、

貸してください、って事だからなんです。

 

わかりますか?

儲ける事に加担するのは、

銀行の、つまり、信用創造の機能ではないんです。

 

ですよね。

そもそも、そんなに儲けるのが確実なら、借り手の信用で、

銀行に借りに行かないで、直接、出資を募ればいいからなのです。

 

だって、そうでしょ?

なんで、将来の不確定な儲けを担保(信用)として、

信用創造をしなければいけないのですか?

 

思い出してください。

 

銀行の融資(貸付金)のお金は、

預金者のお金なんです。

銀行のお金じゃないんです。

 

その借り手そのものに、信用があるなら、銀行を媒介せず、

直接、預金者に、貸してください!って言えばいいのです。

 

わかりますかね?

銀行借り入れと、出資の大きな違いは、

信用創造の担保を、どこで見ているのか、

という違いなんです。

 

だから、銀行に行って、

「お店やるんで、お金貸してください」って普通に言っても

「お前が儲ける話に、なんで金を貸す必要がある」って事になるんです。

面と向かっては言いませんが、そう思ってますって(笑)

 

金融機関は「本音と建前」をトレーニングさますから、

経営者の皆さんが、ぶっちゃけても意味がありませんので(笑)

腹割って話しても、感情と判断は違いますから、

その点も、注意してくださいね。

 

だから、創業資金はハードルが高いし、

本来は、出資で行われるべきことであります。

出資ってのは、自分の自己資金でもいい訳ですからね(笑)

 

なので、

日本の場合は、リスクマネーに参加すると言う文化が少ないので、

政策金融公庫など、国の制度融資を利用することになるんです。

 

だからね、

絶対に儲かる、利回り15%の不動産があっても、

銀行が、金を貸すことはないんです。

 

銀行が、融資(貸付金)することが、あるとすると、

その借り手に、将来、入金される売上があるのかどうか、

その借り手に、流動化したら、価値のある資産があるのかどうか、

あれば、貸しますし、無ければ貸しません。

 

まずは、資本金をもとにスタートアップしたとしますと、

売上を上げ、儲けて、税金を払い、自己資本を上げ、

会社としての資産を増やし、会社そのものの、

資産としての担保(信用)価値を上げる訳ですね。

 

また、利益というのも、資金調達の方法ですから、

その利益を再度投資して、売上を拡大し、

売上と、入金ギャップを埋めるための信用創造として、

融資(借入金)を受けるための信用そのものを上げる訳です。

 

銀行融資というのは、出資と比べると、

資本調達コストの割安な方法です。

 

ですよね、元金と金利さえ払っていれば、

経営に口出しされないし、利益がいっぱいでたら、

配当しろとか言われないですもん。

出資ってのは、

めっちゃ、有形無形の資本コストがかかる方法なんです。

 

だから「儲けるため」などという、

借り手本人以外はどうでもいいこと(笑)

に対してお金を出す、などという行為は、

資本コストのめっちゃ高い、出資になりますし、

今流行りの、クラウドファンディングなんていうのも、

よくよく考えると、めっちゃ資本コストの高い資金調達だな、

って思う訳です。

 

一番いいのは、

まずは、本業をきちんと収益路線に乗せながら、

税金を払う覚悟をして、自己資本を充実させ、

その売上の信用と、会社の資産そのものの信用度を上げて、

銀行からの資金調達を行い、

それらをもって、新規事業への投資などを加速させて、

更なる売上の増大、収益の拡大、結果としての自己資本の増強、

というサイクルが、調達と運用という経営そのもの、

のスムーズな流れじゃないかな、って思うわけです。

 

特に、現在のような金利が低い状況では、銀行融資の優位性は高く、

出資という資本コストの高い方法よりもリスクが少ない訳です。

 

さて、ここまで読み進めていただいたら、

もうお分かりかもしれませんが、、、

 

すでに、現時点で、銀行借り入れをしていて、

将来の売上が下がり続けると、どうなりますか?

自己資本が小さいと、どうなりますか?

もし、金利が上昇を始めたら、どうなりますか?

因数は、もちろん、こんな簡単ではありませんが、

銀行融資というのは、誰かの預金ですから、

調達できなくなることがある。

 

このことだけは忘れないでくださいませ。

 

お金が商品である銀行が、

 

雨の時は傘を取り上げ、晴れてる時に傘をさす

 

とか言いますけどね、

これ、当たり前のことなんです。

 

だって、

そのお金は、もしかしたら自分の預金かもしれません。

その場合、回収できないとか、本業に使われていないとか、

どうしてそんな経営したんだ!って話だったとしたら、

そんないい加減なことされていたら、、、

嫌じゃないですか?

 

そう、

だから、銀行は、預金者の代わりに、

銀行格付けで、融資の金利や、期間を決めているのです。

 

そう、銀行格付けってのは、誰が見てもわかるように、

世間の評価でもあるわけです。

 

お金ってのは、色が付いていないので、勘違いしがちなんですが、

信用創造という側面から見た場合、

される融資と、されない融資の違いを理解するだけで、

経営の安定度が増すんじゃないかなと思います。

 

どうでしょ、これ、参考になるといいなぁ。

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木﨑 利長

木﨑 利長

ざっきー
1968年名古屋市生まれ。金融機関に勤務。クライアントの事業価値を向上させる事を目的とし、仕事を通して取り組んでいます。
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
 (※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)

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