アマゾンプライムで気づく、事業の強みをどう作るのか

僕、始まった当初からAmazonPrimeの会員なんですが、

理由は、配送料が無料になるのと、株主だったから(笑)

実際にサービスを利用する、って事で使っています。

 

利用内容は、やっぱり書籍の購入が一番で、書籍名がわかっていたり、

ある分野のものをまとめて、とかだと、どうしても「運ぶ」という事が

必要なくなるので、利用してました。

 

年間費は、僕自身は十分以上に回収できているので、何とも思いませんでしたし、

「時間」を買っているので「価値>価格」という判断をしている訳です。

 

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ざっきーです。経営者専門の保険屋です。

書籍は実物を買うタイプです。

 

僕の場合、書籍って「手元にないと、読まない」んです。

電子書籍でもいいのかもしれませんが、

僕の場合は、何冊かをパラレル読みするので、現物がどうしても必要なのです。

 

それぐらいの価格は、著者など、書籍を作る出された方への尊敬もあり、

払いたいし、払えるぐらいは価値提供をして稼ぐし(笑)そんな気持ちがあります。

 

価値あるものを支えるには、正当な価格を払うこと。

と、信じていますので「払うものは払う」がスタンスです。

 

 

そんなAmazonですが、

最近は、AmazonPrimeの範囲が拡大して、

あれもこれも、無料とかになっています。

凄いですよ、まじで。

 

Amazon Prime

 

そもそも、書籍通販から始まったAmazonですが、

ファウンダーでCEOのジェフ・ベゾスさんが、投資銀行出身でもあり、

市場とうまく対話しながら、

適切な財務オペレーションをされていました。

 

つまり、圧倒的なシェアを取るまでは、利益は投資に回し、

インカムゲインではなく、キャピタルゲインを目指すことを標榜し、

その証左はFCF(フリーキャッシュフロー)であるとして、営業CFと、

投資CFの和であるFCFの絶対額を重視し

「銭を儲けて、遊ばせてもあかんので、

 未来に投資をしている」

という市場との対話手法で、どんどん、取り扱い領域を広げ、

本業のシェアを取ってきた。という経緯があります。

 

当初は、eBayや、BestBuyなどのEコマース会社が競合でしたが、

今のように、一人勝ちに至る転機は、

2006年にサービスを開始した、

AWS(Amazon Web Services)です。

 

もし、この事業が始まっていなければ、

あるいは同事業が成功していなければ、

Amazonは単なるネット通販大手としてしか、

存在感を示すことができなかったと思います。

 

AWSとは、ざっくり言えば、自社のシステム構築のための、

大規模な演算処理システムが遊んでいるから、空いた時間に、

そのリソースを外に貸せば、ちょっとは稼げるんじゃね、

という事で始めた事業です。

 

これ、経営者の皆さんにもヒントかもしれません。

空いている空間、余っている人的リソース、使っていない時間、

動かしていない機械、当たり前にしている無料のサービス、

見方や、提供の仕方を変えれば、利益になるかも。

 

例えば、無料の修理サービス。時間はかかりますが、無料です、、、

とかも、

あのね、お金を払ってくれれば、2週間で仕上げます。

しかも、特急便のお金を払ってくれれば、1週間で仕上げます。

ということも可能ですよね。

 

結果、その分野での競合他社よりも、様々な面で優位となり、

収益の大きな柱になっちゃいました、という展開です(笑)

 

実は、Amazonの総売上高のうち、

AWS(Amazon Web Services)は8%ですが、

営業利益で見ると、何と52%を占めているんです!

 

これは、AWSが、Amazonにおける、北米Eコマース事業と、

同じ額の利益を、上げている事を意味している訳なんです。

 

これ、凄くないっすか!!!

 

Amazonは、Eコマースの会社だと思っているなら、

認識を改めた方がいいですよね。

 

そして、この勢いのあるAmazonのクラウド事業(AWS)が、

今後どう動くのかが、現在のIT業界全体おける、

一つの大きな注目点となってきました。

 

AWSが世界のデータセンターとなる、と考える人が大勢いても、

不思議ではありませんし、これって、世界を二分する、

大規模なサーバーを持っている会社、

そう、Googleとのバッティングが予想されます。

 

はあ、どうなるんだろね。

 

最初は、書籍のネット通販会社でしかなかったAmazonですが、

気付けば随分、事業領域を、拡大させたんだなあ、

って思うんですけど、

僕が考える、Googleとの違いがあります。

 

Googleが広告モデルをベースにした、フリーミアム的な形で、

サービスを提供しているのに対して、

Amazonは全てのサービスが基本は「有料」

であるということじゃないかなと。

 

確かに、個人ユーザー向けのAmazon Primeというサービスは、

一旦会員になれば、無限にサービスが、拡張されていくように感じますが、

まずは料金を払わなければ、利用することはできません。

 

これについては、機能制限はあっても、今のところ半永久的に無料で使える、

Googleのサービスとは違いますよね。

 

ちょっとでも、コストを回収する、という点で、

Amazonはちょっと違うぞって思うんです。

 

この点、

AmazonとGoogleでは、確かに利用ユーザーが違うかもしれませんが、

とはいえ、どちらが「ビジネスとして継続可能性」

が、高いのかという点を、考えるべきじゃないのかな、と思います。

 

企業は継続できることが大事で、そこで取り扱うビジネスってのは、

継続可能、持続可能かどうか、というのは大事な視点です。

 

また、無料というものはこの世には存在しなくて、誰かが負担しているか、

何かを差し出している訳で、この視点も気になります。

 

利用ユーザーを得るために、つまり市場シェアを取るために、

拡大することだけが目的であれば、フリーミアムモデルは有利ですけど、

それを持続させることは、また別の問題です。

 

まあ、Amazonの、どんどんサービスを拡張していくプライムというシステムは、

実態はフリーミアムに限り無く近いのかもしれませんが、

いずれはコストの回収が、どこかでできなければ、

値上がりせざるを得ないでしょうし、

そうすれば会員離れが起きますから、その最適解を求めるのは、

めっちゃ大変かもしれません。

 

そういえば、AmazonPrimeでのサービスとして、日本向けですけど、

写真専用ストレージサービスの容量を無制限にしました!

 

これは、Googleでさえ写真ストレージについては一定の制限が設けられ、

高解像度の写真を圧縮せずに、そのまま保存したければ、上限がありますから、

これは明らかに対Googleの対抗策、かと思います。

 

また、AmazonMusicでは、最新のテイラースイフトの楽曲だとかだけでなく、

何と、ビートルズの楽曲が無料です。

 

AmazonPrimeVideoでは、当初、作品が少ないとか、

見たいものがないとか言われましたが、何と007シリーズが無料になりました、、、

 

何かね、やりすぎなんじゃないか、と思いますが、

他にも、こんなことしています。

 

AWSを活用しての、機械学習サービスというネットラーニングサービス、

AWSのハードである半導体の外販事業とか、

流通網についても、中国の海運会社の買収とか、UPSとの提携解消とか、

独自のコンテナジャンボのリースとか、例の輸送用土ドローンとか、

なんとロケット事業への投資とか、、、

 

まあ、通販事業を中心に、インフラ化を進める中で、

関連事業から、利益が出れば、素早く、利用者へのサービス提供へ投資をして、

圧倒的な形で、利用者を囲い込んでいきます。

 

利益を幅広く関連の新規事業に投資することで、投資効率を上げ、

本業の利益率は薄くても、規模をがっちり確保し、

スピード感を持って、進化を続ける。

 

日本の企業行動のスピード感からすると、圧倒的に早く、

しかも、資金効率を重視する財務オペレーションは、

日本のトヨタのような、キャッシュリッチですが、

投資よりも内部留保よりの会社とは、全く違う世界がある事を、

まざまざと見せつけられます。

 

とはいえ、モバイル決済からの撤退とか、クーポンサービスの撤退とか、

もろもろ失敗してますが(笑)、

AWSが当面は稼ぎそうなので、当面は、様々なサービスの、

バーゲンが続くのかもしれません。

 

確かに、

Amazonの4Q(10月~12月)の決算は、営業費用の増加と、

クラウドサービス(AWS)の伸びの鈍化で、利益がアナリストの予想以下で、

売り叩かれています(笑)

 

まだまだ、波瀾は避けられませんが、注目すべきだし、

まずはAmazonPrimeを使ってみて、

もしかしたら、自分のビジネスが、とって変わられるかもしれない現状を、

ヒシヒシと感じることが大切だと思います。

 

何かの形で、無料に見える形で提供されているものは、

世の中に多々あります。

 

実は、国家が提供している、安全と、外交といったものは、

目には見えてなくとも、コストが掛かっており、

それはインフラコストとして、

税金や、社会保障費として、必ず負担をしている。

という事を、認識するいい機会かもしれません。

 

しかも、今は、それを、私企業、国家の境を超えている、

グローバル企業が賄おうとしています。

 

いろんなデジタルツールや、コンテンツ、それ以上に、

集合知すら無料で利用できるから、どんどん個人の時代になって、

つながっていく、その先には、争わない世界や、

シェアする世界があるというのは、

ちょっと、夢見すぎじゃないかな、って思ったりもします。

 

そりゃ、僕もそうゆうのがいいけど、人の本質は生物ですから、

生の感情や、欲望を抑えることは、難しいのかもしれません。

 

世界がユートピアに見えても、それは感じているだけで、

見方をかえると、あるインフラルールを支配された、デストピアかもしれません。

まあ、今が、そうとも言えますし、ものの見方は人それぞれなので、

自由なのですけど、いろんな可能性を、いいことも、わるいことも、

併せ持っていることだけは、忘れないでおきたいなと。

 

 

ワクワクすると同時に、怖さも感じる、今日この頃です。

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木﨑 利長

木﨑 利長

ざっきー
1968年名古屋市生まれ。金融機関に勤務。クライアントの事業価値を向上させる事を目的とし、仕事を通して取り組んでいます。
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
 (※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)

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ざっきーでーす、経営者専門の保険屋で、フルコミッション(完全歩合給)や

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さて「日銀の出口戦略について、ざっきーはどう思うの?」と聞かれる事が、

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僕はざっきー、金融機関の正社員で経営者専門の保険屋というのが、履歴書の