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経済の大きな流れを読むと、チャンスに見えるんですけど?

ざっきーです。経営者専門の保険屋ですから、別にマクロ経済のことは書かんでもいいかもしれませんが、楽しみにされている方もいて(笑)ちょいとまとめました。

僕が言いたいのは、予測や、仮説が当たる外れるだけじゃなくて、大きな流れを掴んでいただく一助になればという想いからです。別に、そんな流れなんて、気にする必要はないと思いますが、人が社会的な動物であって、世界が資本でつながっている限り、価値を交換しながら生きていくしかありません。

 

現在の日本にいる限り、基本的人権がありますので、生きてはいけるし、基本的には気にしなくていい、とは思いますが(笑)

経済的に守るべき何かがある方に関しては、つまり、資産をどう形成し、維持し、継承するのか、ということが命題である方には、気にしてほしい話題をまとめているつもりです。

流れ、そう、大きな流れを知っておくことは、緊急時にどちらに動いたほうがいいのかなど、すぐに行動できるためにも、ちょっとばかし知っておいていただきたいなあ、と思い書いております、読んでね♪

 

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さて、ちょっと前からの経済を振り返りますと、日本銀行はこれまでの「量的・質的金融緩和」という金融政策を変えて、さらなる政策としての「マイナス(ネガティヴ)金利」という変化球を投げ込みましたね。

これによって、短期的には円安・株高へ動きましたが、その後株価は4月後半、大幅に下落して、マイナス金利は失敗などと書かれ始めています。でもね、そもそも、数日の株価変動で、評価するこの流れがおかしいことに気づきませんか?

 

ちょいと、経緯を振り返ります

では、ここ数週間の株価の下落についての要因を考えてみようと思います。流れを掴むためです。

東証に関しては、2016年の年初から大きく下げていますし、新興国も、先進国も同様に下げていますよね。これ、もちろん要因は様々なんですよね。

書き出しますと、下げ止まらない原油価格、中国の景気減速、中国の株式市場の大幅な下落、これによる元安の傾向、アメリカの利上げ、そして日本の円高です。これ、よく見るとわかりますが、全ての流れは「リスクオフ」に向かっていることがわかります。

 

「リスクオフ」: 

 不確実性(リスク)を取らない資産への、マネーの移動のこと。

 リスクとリターンはトレードオフの関係なので、リスクオフの方向とは、

 リターンを求めなくなってきているということ。

 

つまりね、リーマンショックに端を発しますが、世界中で金融緩和をしてきて、マネーがじゃぶじゃぶ供給された訳で、それがいろんなところに投資されている状況から、これはちょっとやりすぎかも、ちょっと一息つこうか、ってな流れがあるということなんですね。

それと、日本の場合は、もう一つ理由があって、もしかしたら「循環的な景気後退期」に移ったかも、という懸念です。まあ、景気ってのは生き物と言われるように、なんとなく良くもなれば、なんとなく悪くもなる。これは経験則からわかることですよね。

 

そもそも、アベノミクスそのものも、安倍政権を取る前から、この循環的な景気回復期に入っていた訳で(笑)まあ、そうゆう運というのも、リーダーにとっては、大事な要素かと思ったりします。

このアベノミクスてのが曲者で、支持派、否定派双方ともに、政策の影響力を過大評価しすぎてんじゃないのかな、って僕は思います。実は、この景気循環という要素の方が、つまり大きな流れの方が影響をしていて、為替を振り返ってみても、現政権の前の民主党野田政権が、解散をすると言い始める約2ヶ月前から円安に移行しているんですよね。

これは、アベノミクスの明らかに前からですね。

 

結果をとやかくみるんじゃなくて、流れね♪

じゃあ、なんで円安に向かったのか、といえば、それは貿易収支が大幅なマイナス、つまり貿易収支の赤字幅が、大幅に増えたからですよ。

(ちなみに、貿易収支とかって、黒字がいい、赤字が悪い、じゃなくて、プラスか、マイナスか、そう、入りが多いか、出が多いか、っていう意味ですから、間違えないでね〜)

確かに、民主党政権のダメダメな政策によって、気分である景気は悪化し、原発の憲法を無視した稼働停止や、それによる原油の輸入増、それによるスポット価格における原油や天然ガス価格の上昇などが、貿易収支の赤字幅を拡大し、円安を導いた訳です。

 

そして、この円安によって、日本の株式市場は、それまでの円高から、円安基調への移行によって、影響を受けた訳ですよね。

東証における大型株ってのは、比較的、輸出企業が多く、円安になると何もしなくても利益はかさ上げされるし、まあ、円安による輸出時の価格競争力も上がったというのは事実です。

そこに、政権が変わって、日銀の総裁も黒田総裁になって、大規模な金融緩和が加わったわけですから、結果、ファンダメンタルズを要因とした円安基調を背景とし、日経平均が上がり始めるとともに、供給されたマネーによって、更に上昇が加速された、というのが実態ではないでしょうか。

 

為替の大きな流れは、貿易収支を見てみる

でもね。

貿易収支に関しては、1年前ぐらいから大幅に改善し、プラス、そう黒字になっていまして、そうなれば為替は逆転してきます。

 

輸出企業の業績改善の影響も、景気回復にはブーストをかけますし、原発の再稼働による原油や天然ガスの輸入減への期待や(あのね、原発稼働しないで、どれぐらい、原油や天然ガスを買っていると思います?毎年6兆円ですよ、これ、誰が考えても、やばいっしょ)偶然、アメリカのシェールガス革命による原油産出国シェアの変化による原油価格の下落とか、ウクライナ問題に端を発するロシアへの経済制裁によって、天然ガス価格も下落しているというエネルギー資源安効果があるためで、これらの要因によって円高に拍車をかけている訳ですね。

 

それに、外需という視点で見ますと、世界的には、景気悪化が大きなテーマとなっていますよね。欧州の難民問題に端を発する景気後退、中国という世界経済を牽引してきた市場の景気後退、これなんぞは、AppleのiPhone 6sの予想外の不振などもあり、電子部品という日本の外需を引っ張ってきた市場が縮小していますね。

このスマフォ市場の縮小というのは、世界経済としても影響が意外と大きいのではないかな、と思います。

 

また、内需という点で見ても、消費は二極化していて軟調だと思います(この消費の二極化は別途、頭の中を整理してまとめよっかな)アベノミクスによって、資産が嵩上げされた方々を目論んだ、プチ贅沢などというのは、化けの皮が剥がれて、そんなブームは弱まりましたし(笑)どちらかというと節約志向が台頭してきていますよね。

しょっちゅう家事をやっているざっきーは、そこんところがよくわかります。

 

節約志向が出てくると、また、安いものを求めるデフレ経済にシフトしていきますから、なんというかアベノミクスの失敗とかじゃなくて、2015年第3Qの景気がマイナス1.4%になったのは、景気循環の流れの中で、景気後退の時期に入ったと考えた方がすんなりすると思うんですが、いかがでしょうか?

とまあ、こんな現在まで状況を振り返ってみると、マイナス(ネガティブ)金利ってのは、現時点でも想像できるぐらいの負に作用を持った政策だとは思いますけど、長期的に日本経済を見た場合には、有意義な点もあるんじゃないのかなって、感じるんですね。そう、マイナスな側面だけ見てても、らちがあきませんからね。

 

マイナス(ネガティブ)金利政策の、ある側面

では、解説します。

短期的には、マイナス(ネガティブ)金利は、株式市場を見た場合、明らかに金融セクターには悪影響がでます。

すでに、銀行株を含め、生保株式なども大幅に下落しています。そりゃそうだ。そもそも、先に始まった欧州のマイナス(ネガティブ)金利の影響で銀行株式はダウンをしていたところに、この日銀の政策ですから、3割強は落ちますから、引きづられて投資家心理が落ちていくのは流れとしては予想ができました。

 

景気循環で景気後退が始まっていたところで、この心理的な下落は仕方がないのですが、本当にこれが問題の本質か、というとどうも違うと思うんですよね。

なぜなら、日本経済の本質的な課題ってのは、消費不足であるし、投資不足なんですから、これは、景気循環とは関係なく、ずーっと問題なんですよね。

現金を必要以上に溜め込んで、それがリスクオフされた資金としてブタ積みされていて、リスク(不確実性)を取らないと新たな市場も、需要も生み出せないのに、資金として回っていかない、ここに問題がある訳です。

 

日本の企業というのは、確かに、世界を見回してもファミリービジネスの、長寿企業が多く、比較的リスクを取らなくてもやっていけていると思われるかもしれませんが、実情も、データも違います。

日本に存在する約280万社の企業の平均寿命は12.7年だし、長寿企業と言っても、ずっと同じ事業をされているわけではなくて、変化しながら経済環境に適応してきている訳ですよね。TOYOTAしかり、FUJI FILMしかり、僕の所属している会社の主たる株主であるSONYもそう。

 

それに、日本の場合は、確かにリスクマネーの市場は小さいかもしれませんが、そうはいっても資本を蓄積した企業が、リスクマネーを再投資することで、新たな業態、新たな市場を作り上げてきた訳です。事業投資って、設備投資も含め、リスクマネーだからね。

だから、現時点での日本人が蓄積してきた資産そのものを、一部でもいいので、今後成長を見込まれる分野へ投資されるようになったら、それこそ、問題の本質の一部が解決される訳です。

 

こう考えると、マイナス(ネガティブ)金利というのは、ある意味リスクオフ資金に対して、ペナルティをかける政策な訳ですから、これをきっかけとして、今までにはなかった資金の動きが生まれることが、日本経済の本質的な転換点になるのでは?と思うのですが、楽観的すぎですかね。

 

資金調達の流れは変わりました、次は?

こうゆう、資金調達の裏付けができるようになったら、初めて成長戦略が生きてくるんじゃないのかな?って思うんです。

まあ、政府が旗を振った分野が成長することなんてないんですが(笑)車だって、弱電気だって、規制がされなかったから、自由な競争の中で鍛えられた訳ですからね。

 

ここまでくると、あとは、実際に挑戦する経営者の皆さんのターンになります。

最近思うのは、日本人の場合の経済的な行動としては、2つに分けられるのかな、って思うんです。失敗を最小限に留めたいという原理で行動する方と、チャンスを最大限に生かして挑戦してリターンを得るという行動をする方です。

僕の感覚では、9:1ぐらいかな(笑)パレートの法則ほどではないと思います。

 

前者は、失われた○年とか、GDPで中国に抜かれたとか、景気が悪いとか、そんな雰囲気もあるから、節約を努力することを是とする方々です。僕の父母とかはこれだったかもしれません。消費も、投資も嫌いで、現預金や元本保証という行動原理で動いています。そうね、得をするよりも損をするのが最も嫌!ということでしょうか。そして、これはそれで、いいのだと思います。

 

後者は、チャンスを求めて成長する、というか自分が良くなればいい、損をするとか気にしてないで、めっちゃ得したい!格好や、他人の視線なんて関係ないさ、って感じの行動をされます。そう、消費も積極的だし、投資もされますよね。まあ、なんというか、どうせ何かを努力するなら、損をしない方向じゃなくて、得をするに努力するぜ!って感じの行動を取られます。そして、これはこれでアリなんだと思うんです。

 

そう、どちらがいい悪いじゃなくてね、方向性の話ですから。

さて、ここまで書いてくると、こうゆう視点もありえませんか?アベノミクスって、本当は、後者を伸ばすための政策じゃねえの、ってことです。

まあ、財政政策は置いとくとして(笑)金融政策も、成長政策も、これなんすよね。だから、補助金、助成金の分野を調べていくとわかりますが、創業や、起業、あるいは、資金調達の点では、非常に多くのメニューが準備されています。国民生活金融公庫などを経由した資金調達の方法なんてのは、民業圧迫じゃねえか!って感じがしちゃいますから(笑)

 

多分、いろんな分野で、それぞれの専門家が政策を考えるわけですが、誰もが、失敗を最小限にする社会じゃなくて、挑戦を最大化する社会を目指さないと、この日本経済そのものの継続性がどんどん失われていくことに気づいているんだと思います。

今はいいですよ、世界最大の債権国だし(まあ、返せとは言えんけどw)GDPも世界第3位、一人当たりのGDPも1万ドルの壁を超えているし、そもそも、国民の資産で、政府の負債の大部分は担保されていますから、まあええか、って感じです。

でもね、今後、少子高齢化が進めば、そんな過去の資産はなくなるわけですよ、しかも、国民の資産のポートフォリオは、ほとんどが日本円で、かつ、リスクオフの資産、、、ねえ、どう思いますか?

 

景気後退期に入って、円高・株安になっているだとしたら、僕にはチャンスと見える部分があります。そう、消費と、投資のタイミングというふうに見た場合、何事もそうですが、安く仕入れて高く売る、ってのは商売の基礎じゃないですかね。

円高ってのは、海外の資産を安く購入できる、ということだし、株安ってのは、優良なリスク資産を安く購入できる、ということですよね。

しかも、資金調達をする金利は、めっちゃ低いとなると、ワクワクしませんか?さて、経営者の皆さんにとっては、この大きな流れの中にある現在の状況を、どう、思われますか?

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木﨑 利長

木﨑 利長

ざっきー
1968年名古屋市生まれ。金融機関に勤務。クライアントの事業価値を向上させる事を目的とし、仕事を通して取り組んでいます。
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
 (※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)

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