数値目標について思うんだけど、設定を間違えると時代に合わないよね!

ざっきーです、こんにちは。さて、10月も半ばに差し掛かって、ようやく秋の空気ですね、それと、第3Qもはじまり、あと3ヶ月で、今年も終わっちゃいます(笑)

で、皆さま、ご自身の予算進捗は如何でしょうか(笑)

ぶっちゃけていえば、僕自身には目標の予算が特にあるわけではありません。昔はちゃんとあったんですよ!会社員なのにアントレプレナーとか囃し立てられて、事業計画とかたてていましたね。

会社員とは言っても、待遇は、完全フルコミッションの事業所得ですから、売上がなければ、経済的に破綻しますし、恐怖もあって計画を作っていました。

 

今もそうなんでしょ?問い合われると、、、「違います」と答えます。

 

どうしているのかというと、最低限のバーは、自分の中で作っているのですが、わくわく、どきどき、ぞくぞくする案件を優先し、がんがん投資しています。

 

はい、先出しばかりを先行させます。

かっちょいい言葉では「先義後利」といいます。

僕の会社の故川島章由元社長に教えて頂いた言葉です。

 

で、ポイントがあって「会いたい人に会いに行く」そのためには、何も気にせずにどこまでも出掛けて行きます。

そんなんで、上手くいくんかって?

 

はい、めっちゃ上手くいきます。

 

えーと、自分の必要な経費などから、積み上げて予算を作ったり、事業計画を立てていた時は、結構、大変でした。

でも、なんとか、そうゆう事が空気のようにできるようになってきたから、視点を変えたいんです。

 

そう、目標を立てて目指すんじゃなくて、日々の仕事をしながら「挑戦したい」とか、「これはスキルがいるな」とか、「お客様に喜んでもらえるかもしれない」とかという、仕事以外の事に注力するようになったら、おのずと数字が乗数的にできるようになってきます。

 

あのね、仕事以外の事ばっかりするわけじゃないんです。

日常の仕事は減らさず、プロセスを見直しして、重複する事をやめて、自己満足な事もやめて、誰かに振れる事は徹底的に振って、、、

そう、時間を作り出して、やってみたんです。

 

だってさ、現状維持して数値目標を追っかけても、

現状が変わってないなら、できる訳ないじゃん!

 

これ、当たり前のことなんですけど、以外スルーされるんです。

全く新しっ事ばかりやってもダメですよね、そんなのリスク(不確実性)が、高すぎるもん!

 

そうじゃなくて、

 

1)現状を認識した上で、できるだけ簡素化し、現状と同じ結果でるための方法考えて、時間とコストを捻出して

2)その生み出した時間と、コストを、新しい取り組みに投資する!

 

これが一番シンプルな考え方かも!

 

だって、現状の数値目標は「マスト」な訳だし、上ぶれしかイメージしないってのが、一番ストレスなく結果が付いてくる方法なんじゃないのかなって、やってみて思うんです。

 

だって、そうじゃないとさ、いつまでたっても、現状が変わらないんだもん(笑)

同じ仕事や事業に何年も取り組んでいるのに、質の向上、つまり年々高付加価値になって、繁盛しないってのは、どこかに、何かが足りないのかもしれん、、、なんて、思った事がきっかけでした。

 

16-10-12-12-07-48-247_deco

 

さてと、そんな数値目標と言えば「消費者物価指数」というものがあります。

 

僕の仕事にも、皆さまの経済活動にも、大きく影響を及ぼす金融政策がありますが、その政策を決定するゴールですよね。

そう、この消費者物価指数を2%にするために、金融政策として打てる手を打つ、というのが中央銀行日銀の方針です。

 

でね、最近思う事は、なんで「消費者物価指数2%」なんだろうって事。

 

そもそもさ、物価というものを、景気回復の目標にしているのって、おかしくない?って最近思うんです。

 

だってさ、新興国とか、米国のように、若年労働者人口が増えていく国であれば、そりゃ、相対的に需要は増えるんだから、物価上昇というのを、景気回復の物差しにするってのは、アリだと思いますよ。

でも、日本とか、欧州なんてところはさ、若年労働者がどんどん減ってている訳ですし、まあ、欧州の場合は移民の受け入れをしているから、まあ、良しとしても、日本はどうなんよと!

 

それと、補足すると、米国の場合なぞは、経済統計を見ていると分かるのですが、原油価格の下落という要因がかなりの影響を及ぼしていまして、これが無かったらたぶん、消費者物価指数2%は軽く達成しています。

だから、若年労働者人口が増える国では、確かに、若年層が需要創出をするので、相対的に物価は上昇するというのは理解できるのですが、そうじゃない日本の場合、これって、目標にする指標なんですかね。

 

日本の場合、将来を考えると、明らかに若年労働者人口は減り、それを補完する移民政策もありません。そうなれば、間違いなく需給のバランスでいえば、需要がひっ迫して物価上昇などいうことがあるんでしょうか?

ない、と、個人的には思います。

 

さらに、政府や日銀の理論をじーっと読んであると気付くんですけど、物価上昇を経済回復の目標にする理由というのが、

 

毎年、物価が上がるような状況になれば、来年もこのままで行くと、

物価上昇によって値上がりするから、今のうちに買っておこうと考える消費者が増えて、

物価上昇前に購入しようと購買行動をおこし、駆け込み需要が発生して、

需給が増え、景気が上がる。

 

という理論なんですけど、皆さま、どう思います?(笑)

 

ねえ、皆さん、来年物価が上がるからって、つまり、モノの「価格」(価値じゃないよ)が上がるからって、焦って今、買いますか?

そんな風に思われているなら、バカにされているってことですよね。そんな風に思っていませんよね(思っていたら、それは、カモにされているという事なんですよ)

 

大部分の方は、もう、気付いていますよね。

欲しいものは余りないし、モノは既にあるってことに。

 

それに、今現在の経済環境で起こっている事実としては「賃金があがらない」ことの方が、現実の問題としては大きいんじゃないでしょうか?

将来、自分自身の勤めている会社すら、どうなるのかわからない、大企業だってわからない、そんな中で、年金を中心とした社会保障制度に対しての漠然とした不安がありますよね。

それについては、解決方法としては増税しかないし、あるいは社会保障給付を下げるしかない訳で、必死になって不安な将来のために貯蓄をしている、というのが現実ではないでしょうか?

貯蓄すら出来なっいって?そうであれば、ますます、今、使いますか?

 

そんな現状で、物価が上がるとなれば、ますます、将来不安が増大して、将来の収入に不安があるのですから、焦って使わず、消費を厳選し、消費行動そのものを減少させていくわけです。

ですよね、これ、普通に考えたらわかる事じゃないですかね。

 

もし、現在の政府の理論通りになるとしたら、それは、物価上昇に伴って、賃金が上がる場合のみ、この物価上昇=景気回復というシナリオが機能すると思うんです。

でも、今の現状であれば、物価上昇=消費減退になりかねない状態で、、、実際、そうですよね。

 

僕以外の皆さんも、同じことを考えていると思うんですけど、多分、今やらなきゃいけない事ってのは「消費を増大させること」これに尽きる訳です。

明らかに、物価上昇を目標にすることでもないし、ましてや、財政再建であるわけもなく、公共事業などの一過性のハコモノへの財政出動でもありません。

 

あらゆる手段をつかって「消費を増大させること」です。

 

思いだしてください、日本のGDPに占めるもっとも大きなファクターは「消費」で、これが60%を占めているんですから!

当たり前の話だと思われませんか?

 

となると、いち会社員が言っても意味はありませんが、政策として取れる方向性としては、

 

1)減税

2)社会保障(特に年金制度)の安定化

 

となります。

財政でさせるべきは、社会保障制度であって、減税するのであれば、歳入が減りますから、その他の財政支出は減らされる方向にあると考えます。

 

実際、政府系のレポートを見ていると、現在の水準での公共事業投資は、減少に加速度がつくでしょう。建設土木への公共事業投資が景気浮揚に効果のあった70年代とは違い、人材不足や、資材の高騰、社会思想としてのサスティナビリティなど、これらが拡大していくことは、いくら族議員が跋扈しても、できなくなってきている現状があります。

日本各地に点在する、墓石のような公共事業による施設は、今後、地方の人口減少と相まって、本当に墓石になりそうで、怖いですよね、、、

 

という事で、政府というものができるのは、多分ここまでです。

 

本当は、そうゆう状況になったら、新たな消費につながる「何か」を産み出していかないといけない訳ですよね。

そう、今、ここに存在していないものです。

それは、もの凄いイノベーションじゃなくても、人とのつながりとか、共通のコミュニティであるとか、買い物代行や、家族代行(笑)などのサービスといった、思いもよらない「消費」なのかもしれません。

 

でもね、それがいいんだと思うんですよ。

 

江戸時代の商売とかって、今考えるとそれが仕事なの?なんてのがいっぱいあります。

かまどの灰を集める仕事(これ、石鹸の材料になるのね)とか、

風鈴とかって、暑い夏を、少しでも涼しくするための工夫、体感として涼しくはならない(笑)

つまり、技術じゃなくても、人ができるっ事っていっぱいあるんじゃないのかな?

 

ちょっと前まで、ビジネスは実業がメインでした。

一次産業、二次産業って、習いましたよね。で、サービス業の第三次産業の時代に移行してきたのです。

で、これから先は、人口減少と、大量生産大量消費から、多品種少量消費の社会に向かおうとしている訳です。

だから、今している仕事も、変わってしますのです。

変わらざるを得ないんじゃなくて、変わっちゃうんですよ、多分。

 

だからかな、最近は何の仕事かわからない肩書も、コンサルタントから、コーチときて、今後は、カウンセラーなんじゃない(笑)

あのね、揶揄してるんじゃなくて、本気でそう思ってるんです。

 

だってさ、仕事なんてものは、誰かのお悩み事を解決する訳ですよね!

それって、カウンセリングじゃん!という事。

 

何か、最近、僕自身が仕事を通して思うのは、今やれることを徹底的にミニマムにしながら、この「誰かのお悩みを解決する」という視点で、自分のビジネスを再構築したほうが、時代に合ってるんじゃないのかなってこと。

 

数字は分かりやすいけど、数字だけはダメ、政府すらそうなんだから、個人だったら、それはリスク高いという事。

でも、数字を意識する事も大事で、最低限の数字をやっていれば、空いている時間に、未来の仕事ができるかもしれません。

僕らのいる世界の大きな流れを感じながら、自分ができるわくわく、どきどきする事、そんなことをしていきたいなぁ~

 

あれれ、とりとめがなくなってきたから、今日はこの辺で、ごめんなさい。

The following two tabs change content below.
木﨑 利長

木﨑 利長

ざっきー
1968年名古屋市生まれ。金融機関に勤務。クライアントの事業価値を向上させる事を目的とし、仕事を通して取り組んでいます。
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
 (※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)

記事を気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket