簡単な、キャッシュフローマネジメントのやりかた♪

キャッシュインと、キャッシュアウトをあわせることの重要性、、、

そんな事、わかってるわ!と言われるかもしれません。

 

また、

 

そんなこと言っても、よくわからん。何を、どうすればいいんだよ。

とか、

 

そんなこと、税理士さんに聞けばいいことで、あんたが、なんではなしとるんや。

とか(笑)

 

そもそも、保険屋が、なんで、キャッシュフローやねん。

(ごめんなさい、勝手な関西弁、、、)

とか、、、

 

理由は、簡単です。

 

法人契約での生命保険契約は、

「キャッシュフローにめっちゃ影響がある」

からです。

 

資金繰りに、影響があることって、本当に、企業経営にとって影響が大きいので、

税務じゃなくて、財務の側面の理解、

が、とっても重要なんです。

 

(税務じゃないから、税理士さんじゃないですよね。

それに、”資金繰り”を税理士さんに相談しても、困られませんか?)

 

つまり、、、業種、職種関係なく、

キャッシュフローの視点がない法人担当者は「経営は素人」です。

 

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具体的に、計算してみましょう

例えば、こんな会社があったとします。

売上 20,000万円

営業利益 1,000万円

減価償却費 500万円

借入金 期間5年 借入金額10,000万円 金利2% 元金均等返済

計算してみるとわかります。

キャッシュイン 営業利益1,000万円と、減価償却費500万円の合計1,500万円

キャッシュアウト 1年間の借入金の元本返済額2,000万円

つまり、

毎年、500万円のキャッシュが足らないので、それを、どこかで調達しなければなりません。

調達方法は3つ

  1. 500万円の利益をあげる
  2. 500万円の資本をいれる
  3. 500万円の借入をする

です。

 

そうしないと資金繰りは破たんします。

キャッシュ「銭」の問題ですから。

 

良く見てください。

例示した会社、黒字会社ですよね!

黒字会社であっても、キャッシュフローが合っていない場合があります。

それが、この状況です。

キャッシュフロー赤字という状況です。

 

で、

一般的には、どうなるかというと、、、

3の、借入を行う事になります。

 

ですよね、黒字なんだし、資金繰りの問題なんだから、借りますよね。

銀行などの金融機関も、決算書も、黒字なのですから、貸してくれますよね。

 

なので、短期でも、長期でも、どんなかたちかではなく、、、

なんとなく、不安もあって、

借入が増えていきませんか、、、

 

 キャッシュフローをあわせてみましょう

では、仮定した会社で、借入先の銀行を変更し、下記の借入条件にしたらどうなりますか?

借入金 期間7年 借入金額10,000万円 金利2.5% 元金均等返済

これで、再度、計算をしてみましょう。

キャッシュイン 営業利益1,000万円と、減価償却費500万円の合計1,500万円

キャッシュアウト 1年間の借入金の元本返済額1,429万円

となります。

このように、キャッシュインと、キャッシュアウトがバランスしました。

するとどうなるか、、、

 

もし、売上と営業利益が変わらなければ、資金繰りで、

キャッシュが足たらなくなることは、ありませんよね!

 

で、

7年後には、借入金がなくなることに、気付きませんか?

 

現実の実務においては、無借金経営っていうのは、

このキャッシュフローマネジメントができている状態を、

指しているように思いますが、いかがですか?

 

でも、そんな簡単にできるのかね・・・

ですよね。

そんな簡単ではありません。

 

まず、借入金ですが、

金利、期間、金額は、

銀行から見た「信用格付け」によって決まります。

その中で最も影響があるのが、1次評価である定量評価、つまり、決算書の数字です。

 

また、今借りている金融機関での借り換えは、中々難しいです。

なぜなら、借り換えというのは、銀行サイドから見た場合、

その債権が、「一般債権」から「注意債権」に仕分けられてしまいますので、、、

なかなか、進めにくいのです。

 

なので、追加で借りませんか?

となります。

思い当たる方も、多いのではないでしょうか。

 

だとすると、他の金融機関での借り換えはどうでしょうか?

借入用途に問題がなく、定量評価がクリアできれば、

「一般債権」としての貸出の可能性がでてきませんか?

 

借入の条件変更以外にも、キャッシュフローマネジメントは機能します

上記は、あくまでも、キャッシュアウトする借入金の元本返済について、

フォーカスしただけです。

 

借入金の金利が上がれば、利益を圧迫するのも事実です。

ただ、その金額が具体的にいくらで、どうすることが資金繰り、

ひいては経営継続にとってよいのかも、総合的に判断できます。

 

その他、減価償却費や、そもそも営業利益をあげる方法など、

いろんなキャッシュ「銭」を増やす方法はあろうかと。

 

ただし、まずは、現状を知ってほしいのです。

キャッシュフローがどうなっているのかを。

そこから、いろんな手が打てることに気付きますし、

残された時間も割り出せます。。。

 

「 忍法 問題、先送りの術 」

 

これは、副作用の大きな忍術です。

 

もし、やり方が分かんない。

とか、

 

でも、どうすりゃいんだよ、

とか、

 

ございましたら、、、DMください(笑)

 

次回も、こんな感じで、少しづつ、掘り下げていきますね。

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木﨑 利長

木﨑 利長

ざっきー
1968年名古屋市生まれ。金融機関に勤務。クライアントの事業価値を向上させる事を目的とし、仕事を通して取り組んでいます。
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
 (※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)

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