日本で成長した業界には、管掌する役所がなかった?

昨日は文化の日でして、

休日でした。

 

僕は保険屋なので、

業界のデフォルトとしては、仕事する日なのですが、

休んでおります(笑)

 

違うな、休日じゃなく、非稼動日。

理由がなければ、仕事しない、です。

 

僕の職種は、

マーケティングが自由なのと、

フルコミッションなので(笑)

誰か彼に、何か言われる事ありません!

会社員なのに、サラリーマンじゃない。

って、こんな仕事もあるんですよね。

 

まあ、そうは言っても、数字はやってないと、

針のムシロですから(笑)

 

なので、

事業計画は自分で計画し、実行し、検証し、

自己の責任において仕事をしております。

 

そう、誰のせいでもなく、

自分の責任において、結果の責任を負う事になります。

 

そうそう、僕、ざっきー、保険屋、経営者専門です。

ある意味、経営者のみなさんと同じで、

結果の責任を負う立場です。

 

だから、ちょっとだけ、経営者のみなさんの、

「気持ち」は、わかるんじゃないかな、

と思っております。

 

さて、

文化の日の祝日といっても、

特に文化的な予定もなかったのですが、

同じく、文化的な予定がなかった、

キャリア官僚の友人&クライアントと、

なぜが渋谷のインテリアショップでばったり(笑)

 

お茶ってか、ビール飲みながら、

 

「ざっきーは最近、どんな会社が伸びると思ってんの?」

 

そんな会話から、始まった話しです。

ちょっと面白い戯言を聞きましたので、

それをブログにすることにしました。

読んでね♪

 

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さて、日本を代表する産業って、

いっぱいありますが、

自動車産業は、そのひとつですよね。

 

その自動車産業、

日本を代表するメーカーとしては、何社もありますが、

例えばTOYOTAです。

 

元は、産業用ミシン屋さんです。

そこが、自動車を作り始めたわけですね。

 

(よく考えると、Googleとか、Appleとかが、

車を作るって言ってるけど、戦後のあの時代に、

よく、産業ミシン屋さんが、自動車などという

部品点数の多い事業にトライしたもんです!

まあ、豊田自動織機も、産業用フォークリフトとか、

今や、産業用ミシンの会社じゃないですけどね 笑)

 

私よりも詳しい話しをご存知の方は、

いっぱいいらっしゃると思いますが、

話しをまとめるとこんな感じ。

 

当時の産業については、政策での推進という背景があり、

通産省が旗を振った「国民車構想」ってのがありました。

 

産業用ミシン屋さんの子会社という立場の小さな資本でなく、

そのころ数百社とも言われた、小資本の自動車会社を、

通産省主導で資本をまとめ、国産の自動車を作る、

という霞ヶ関主導の構想です。

 

そう、政府が支援する、という政策ですね。

 

結論から言いますと、

これを無視したというか、

独自に頑張ったというか、

ある意味、役所からの補助金や、助成金や、

もろもろの援助を受けず、

事業の根本となる企画部分を、

独自に磨いた会社だけが残った、

という話です。

 

さて、

これとは逆の業界があります。

そう、金融機関です(笑)

護送船団と呼ばれ、銀行だけではなく、証券、生損保に至るまで、

監督官庁のもとで、箸の上げ下げから、、、

すいません、あまり書けません(自粛中)、、、

 

はっきり言って、日本国内というドメスティックな市場では、

なんとかなっていますが、TPPを含め、これから規制緩和されたら、

どうなるのでしょうか?

 

グローバルで戦えるとはとても思えません。

僕も、その業界の片隅にいますので、

実感としてわかります。

なので、英語については、自分に投資を始めています。

だって、環境は急激に、変化している気がするからです。

 

で、面白いのが、最近、クールジャパンと呼ばれている、

アニメや、漫画、ゲーム、といった業界です。

 

はい。

これらは、今の経済産業省が後押しを始めていますが、

そもそも、旧通産省に、アニメ課も、マンガ課も、ゲーム課も、

なかったわけですよね!

 

そう、

なかったから、ここまで発展した訳です。

 

確かに、産業によっては、規制も、指導も必要です。

医療分野での規制が厳しもの、理解できる部分もあります。

でも、

でもです。

 

現在の自動車産業も、国が指導した「国民車構想」の通り進んだら、

旧ソビエトの自動車産業のように、なっていたかもしれません。

 

実は、クールジャパンといって、実際にアニメや、マンガについて、

本当に世界で戦えるコンテンツとして、輸出できているんでしょうか?

 

違いますよね。

 

予算もついて、メッセなどで、国としての広報がなされ、

かつ、それ以上に、いろんなことがされているのに、

実は、そんなにビジネスになっていません。

 

理由はいろいろあると思いますが、

やはり、付加価値創造というのは、自由な環境で、

激しい競争の中で、思いもよらぬところから、

産業が発生してくる訳です。

 

あの、何もかも、政府の支援がいらないっていってる訳じゃねっす。

なので、ここからは、かなりな戯言(笑)と流してくださいね。

 

彼の立場(官僚)としては政策を実行し、

国益を高めることを目指している訳ですが、

その彼が、こんな話しを言うのだから、

プライベートとはいえ、興味がある訳です。

 

政府の役割は、成熟した産業を下支えし、

新たな成長性の高い産業にチェンジするまでの時間稼ぎとして、

現在の産業を下支えすることで、内需の市場や雇用を維持するぐらいしか、

できることはない。

 

基本的には、日本最大のシンクタンクといっても、

霞が関には、新たな価値を生み出すといった、

民間ほどの企画力がある訳ではないので、

これから伸びてくる産業に、初期の段階で政府が関与する方が、

実際には成長を妨げるのではないか、、、

 

もしかすると、近未来の日本を支える産業というのは、

岩盤のような規制を砕き、突破し、新たな価値を提示するか、

今、管理監督官庁が存在しない分野にこそ、

伸び代がるんじゃないか、、、

 

ね。

ちょっとワクワクしませんか?

 

どこかで読みましたが、

今、小学生の方が、就職する頃に着く仕事の、

約6割は、今まだ、存在すらしていない仕事、

と言われています。

 

企業を経営される上で、継続はマストですが、

経営環境が激変したら、経営そのものも、変えざるを得ません。

僕自身もそうです。

この業界に18年おりますが、既に5年前とは、

仕事の内容が、全く違います。

というか、リスクをとって、変えました。

 

今現在、経営をされながら、新しいことを見出すってのは、

本当に大変なことと思います。

その、予兆というか、きっかけの一つに、

政府が旗を振っていない、応援されていない、ってのが、

意外と、今後に収益を生み出す、

バリューエンジンになり得るんじゃないかなと。

 

ちょっと、自分の保有している銘柄を、

この視点で、スクリーニングしてみたくなりました。

 

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木﨑 利長

木﨑 利長

ざっきー
1968年名古屋市生まれ。金融機関に勤務。クライアントの事業価値を向上させる事を目的とし、仕事を通して取り組んでいます。
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
 (※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)

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