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設備投資を、どう調達したかで、景気動向がわかるかも?

週末、大きなニュースがありました。

非公開企業のデルによる、データストレージ大手のEMCの買収です。

また、なんのこっちゃ?と思われるかもしれませんが、

バタフライエフェクトだから、

最後まで付き合ってね♪

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そうそう、自己紹介しなきゃ、

中小企業の経営者の良き助言者となり、経営者の事業価値の向上に貢献し、

強いては、全企業の約9割を占める、中小企業の成長と継続を支える事で、

従業員の雇用を守り、生活を安定させる事で、経済を元気にしたい保険屋の木崎利長(ざっきー)です

すいません、自己紹介コピペです。

愛も、感謝もない、と言われますが、、、

そうかもしれませんが、僕なりに一生懸命です(笑)

愛は足りないかもしれませんが、感謝を込めて、発信しているつもりです。なので、読んでね♪

 

M&Aって言っても、調達方法(キャッシュなのか、借入金なのか、株式なのか)で、意味が違う

 

約670億ドルだそうで、テクノロジー系のM&Aとしては、過去最高。

また、私見ですが、デルは確かサーバー部門がありますから、

俗にいうシナジー効果も見込まれます。

 

報道を読み解くと、売上でも10億ドルの効果、

それ以上にコスト削減の効果も予想され、概ね好感されているようです。

でも、今回のM&Aで、デルは新たに450億ドルの「負債」を抱え込むようで、

当面は商業銀行によるシンジケートローンで調達を行い、

これをつなぎ融資として、投資適格の社債を発行し、買収資金の調達を。

と、考えているようです。

 

テクノロジー系のM&Aって、何が難しいのかというと、

被買収企業の事業価値をちゃんと査定でき、

将来生み出されるキャッシュフローの現在価値を導き出すのが、

とっても難しい訳ですね。

 

なぜなら、テクノロジー系ってのは、技術の流行や、廃りが激しいので、

長期の借入には向かない!

だから、イクイティによって調達を行う訳です。

 

上場ゴールも、これを悪用することによって、生じている事象です。

バフェットは、自分がわからないものには投資をしないとか、

これもひとつの考え方ですね。

 

M&Aそのものじゃなくて、大きな背景をイメージすることが、意外と重要!

 

でも、デルを非上場に導いたシルバーレイクは、

そのテクノロジー系の技術評価に定評があり、

その企業の持つ技術の評価を、長期的に行えることが強み、

と言われています。

 

今回のディールが興味深いのは、将来の社債発行までの時間や、

早期のシナジー効果を得るために、銀行借入でつなぎ融資で行うという点です。

 

デルのアドバイザーである、JPモルガンは、

新規に450億ドルもの長期貸付を行う事の出来るものの、

テクノロジー系の技術評価リスクについては、

シルバーレイクとの協業でヘッジし、

時間をかけての社債発行というスキームを選ぶことで、

めっちゃ儲かりつつ(笑)

リスクをヘッジする方法をとっているように思えます。

 

実は、この点を伝えたかったんじゃなくて、

このディールを可能にした2つの背景について、

お知らせしたいな、と思ったのです。

 

一つは、現在、アメリカは最低金利であり、

9月のFOMCで利上げが延期されたこともあり、

長期貸付金での資金調達の場合、低金利なこと。

 

もう一つは、景気循環の、今どこにあるのか、という事。

景気とは、わかりやすく言うと、信用サイクルであるという事です。

 

そもそも、世界経済は、

リーマンショックなどの信用不安による景気下落によって、

下がった訳ですよね。

 

で、当初、企業は現金であるキャッシュを貯めこみます。

 

次に、信用が回復してくる中で、まずは、自社株買いや、M&Aが活発化します。

 

次に、景気回復が見えてきますと、本格的な設備投資が出てくる訳でして、

社債や、借入金の利用が活発化してくる訳です。

 

結果、景気回復がピークを迎えるようになってくる訳です。

 

これは、経験則ですが、リーマンショックと言わなくとも、

景気循環であっても、同じようなプロセスを経るのです。

 

これ、いろんな見方ができると思います。

 

アメリカの景気回復は、ここまで来ているのかという事。

でも、テクノロジー系については、

技術の方向性によって設備投資のあり方が変化することも考えられるし、

クラウドの普及にともなって、同じく設備投資のあり方が変化しており、

景気回復とみるのは時期尚早、という見方もあります。

 

これも、注意点ではありますよね。

 

ただし、

実際のIMFなどの統計にある、現時点での設備投資の内訳などを見てみますと、

まだ、借入金による調達は少なく、という事は、この好況が続く、と読むこともできます。

 

まあ、

一番注目している点は、このような景気回復の具体的な動きがある中で、

FRBが、ゼロ金利政策をとり続けているのは、

メリットよりもデメリットが大きくなってきている、

という事の証左の一つではないかと思う訳です。

 

やっぱり、何か潮目が変わって、日本の景気に懸念があるんですよね

 

僕の私見では、

このニュースから読み解けるのは、

潮目が明らかに、新興国から北米市場に変わったという事と、

ドルと円に対する相対的なポジションが、現在よりも変わる可能性が高い、

と思うわけです。

 

また、全然違う見方としては、

やっぱり、企業というのは、稼ぎ出したキャッシュを、税金を払って内部留保し、

景気が底の時から粛々と準備をして、

景気回復期に、一気に借入金で設備投資をして、

回収しながら価値創造を行うのが、一番効果的な方法なんだと思うのです。

 

ただ、日本の国内市場を考えると、

消費税のアップや、実際には景況感も減速しており、

もしかすると、既に景気減速に入っているのかもしれません。

 

となると、現時点では低金利で調達できている、借入金も、

日本の場合はデッド(銀行からの間接金融)が多い訳ですから、

今のうちに、条件の見直しや、キャッシュフローの適正化、

といったことを行う必要があるのかもしれません。

 

今日は、まじめな感じにしました。

伝わらないかもしれないけど、ヒシヒシと、何かの変化の予兆を感じるので、

今できるところから、

チェックできるところから、

取り組んでみませんか?

 

なんか、気になるな、という方、

お声掛けください♪

 

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木﨑 利長

木﨑 利長

ざっきー
1968年名古屋市生まれ。金融機関に勤務。クライアントの事業価値を向上させる事を目的とし、仕事を通して取り組んでいます。
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
 (※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)

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