この国では、重要なニュースは報道されませんね…

まあ、相変わらずですが、、、

最近の経済ニュース、どうなっているのでしょう?

 

さらっと、流れています。

「日韓通貨スワップ協定の撤廃」

です。

 

あの、

僕はウヨクではございません。

あの、

嫌韓でもありません。

 

あの、

私たちに、なんの影響もないはずがないのです、、、

 

(引用)

日韓関係悪化で段階的に縮小していた通貨スワップ協定。

最後の融資枠が23日期限を迎えるが、

韓国側の要望がない限り延長しない(ロイター)

リンクは、こちらです。

http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPKBN0LI09620150214

ということで、

最後の100億ドルのスワップラインがついに期限を迎えます。

 

韓国としては、今の日韓関係では、

延長の申し出は、とてもできないでしょうから、

これで終了です。

 

なぜ、このニュースが重要なのか。

2点あります。

1、スワップ協定とは何か、という事の理解と、

2、セーフティーネットは何か、ということを、

 

経営者の皆様には、

絶対に、

把握しておいて欲しいからです。

 

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通貨スワップ協定とは何か

いろんな観点があるのですが、

わかりやすい実例として、通貨危機をイメージしてください。

 

通貨危機というのは、一般的にはその国の通貨の信用度が落ちてしまい、

外貨準備を取り崩しながら、何とか、決済を繋いでいく訳ですが、

 

さらに、自国通貨が下落した場合には、

さらに、自国以外の通貨を市場で調達する必要がでてきます。

 

そうなれば、為替差損を蒙る可能性があることを、

イメージできますでしょうか。

 

まあ、金融危機というのは、資本収支が黒字、

つまり、他国に借りすぎの国の通貨が、攻撃を受ける訳でして、

 

そりゃ、そうですよね。

真実を言いますが、

ビジネスは「弱肉強食」です。

 

甘い言葉は、あえて申し上げません。

優しい言葉で、リスクをヘッジできるなら、

いくらでも言いますが、

できないから、あえて申し上げます。

 

特に、金融の世界は、世界共通で「弱肉強食」です。

 

本音とか、誠意では、全く通用しないことを、

経営者の皆様は、ご存知かと思います。

 

世界中で、欲望の赴くままに膨れ上がったマネーは、

弱者を、食い散らかし、

その国をデフォルトまで追い込み、

その国の富を奪い、

価値を根こそぎ持ち出した、

これが、アジア通貨危機です。

 

ですから、アジア通貨危機以降、

自国通貨に信用の無い各国は、

為替の安定のため、

信用のある国際通貨を持つ国とのスワップ協定を成立させることによって、

自国通貨の信用不安を防止しています。

 

「チェンマイ・イニシアティブ」とか、

「通貨バスケット」などという仕組みで、ヘッジしている訳です。

 

僕のイメージでは、

人の欲望が形となったものが「マネー」です。

 

その欲望のパワーは、

国すら破綻させるほどのパワーがあります。

 

だからこそ、そうならないような、知恵が必要なのです。

知恵の形がセーフティネット、

 

他人が、準備してくれている場合もあるし、

自分で、準備しなくてはならない場合もございます。

 

じゃあ、日韓スワップ協定は?

さて、日韓通貨スワップ協定っていうのは、

2001年以降の東アジアの通貨スワップ協定である「チェンマイイニシアティブ」と、

日韓両国の中央銀行による直接のスワップ協定との、

2つの枠組みで、運営されてきたのですね。

 

目的は、1997年の、アジア通貨危機を踏まえた上で、

東アジア地域内での「流動性の確保」が狙いなんです。

 

そういえば、現在の日銀総裁のである黒田さんなどは、

そのころIMFに出向中でしたから、

彼らというか、日本が中心となって、

アメリカの強い反対を押し切って作り上げた枠組みなんですよ。

 

ここ大事です。

なんで、アメリカ反対なのか。

 

グローバル金融機関て、どこの国が多いんでしたっけ?

 

ぶっちゃけ言えば、

アジア通貨危機のあとに倒産した、韓国を助けるために、

アメリカの猛反対を押し切って導入したこの制度により、

韓国は二次倒産の被害から免れたと言う事実があるのです。

これ、忘れてはいけませんよね。

 

じゃあ、なぜ、韓国を被害から守るのでしょうか?

 

あのね、

日韓って、相当に経済が密接なんですよ!

 

隣国がどう、とか、言ってる場合じゃないんですよ。

これだけ、貿易もあるし、投資もされているし、そもそも、

お互いに、マーケットだし、、、

 

アメリカ、っていうか、グローバル金融機関に、いいとこ取りだけされて、

本当にいいのか!って話なんですよ。

 

自分さえよければ、

仲間さえ良ければ、

そんな、狭い世界で、完結するほど、

世界は狭くないっす。

 

よろしいでしょうか、

自分たちだけ、などという狭い視野では、

いつの間にか、奪い取られますよ。マジで。

 

だから、クローズされた集団は、危険なのです。

だから、クローズしようとする指導者も、危険なのです。

過去の歴史を振り返れば、思い当たる事ありませんか?

 

で、今、ここにある危機

さて、

現在の韓国の外貨準備高は3500億ドル程度です。

 

2002年ごろ、日本が潰れる、と大騒ぎしたジャパンプレミアムの時の

日本の外貨準備高は、4000億ドルだったことを考えても、

いざ、ウォン売りを仕掛けられれば、

この水準の外貨準備では立ち行かないことは明白です。

 

その意味でも、このスワップラインの存在の価値は極めて大きかった訳ですが、

一旦、無くしてしまうと、緊急時になってスワップラインを再設定するとしたら、

実務的には1週間は、かかってしまうと思います。

 

スワップライン、切らないで増額とかなら、

多分、電話一本。

日本と韓国の中央銀行の総裁同士の電話でOKでしょうね。

 

もし、何かが起きて、その間に金融危機が生じても、

これはもう、仕方ありません。

 

あの、これは、危機なんですよ。本当に。

「韓国つぶれりゃいいや、ひゃっほー」とか…

 

あかんですって、

視野、狭すぎですよ。

 

そうそう、

「中国に頼るから、大丈夫」とかいう話を、平気でする人いますが、

それはダメです。

 

理由をお話ししましょう。

 

G7なんですよ、日本はね!

あのね、

G7って何かと言いますと、

これに属している国の中央銀行同士は、

ドルという市場にもっとも多く流通し、

国際通貨として利用されているドルが不足した際に、

金融に融通ができる口座を、

中央銀行同士がもっている国のことなんですね。

 

あの、

中国、G7じゃないですから、

あの、

人民元って、国際通貨ではありませんから、

 

あと、

中国とスワップしても、ドル紙幣、

韓国にどうやって移すんでしょうかね?

列車で運ぶんでしょうか?

 

えっ、って思われるかもしれませんが、

口座がないって、こういうことですからね。

 

つまり、

日本とのスワップラインと、

中国とのスワップラインでは、

全く意味が異なる!ということを忘れてはいけません!

 

だから、韓国中央銀行の言っている、インドネシアとのスワップとか、

インドとのスワップとか、、、

あれ、わかってて言ってると思われますが、意味が違いますからね。

 

というか、そんなことも、知らないで、

解説もしない経済ニュースってなんだろうと思うし、

だから、報道されないんだろうな。って思うわけです。

 

実は、日本はG7の金融ネットワークの一員だからこそ、

このスワップラインの制定に意味があった訳ですし、

 

それは、韓国を守るためだけじゃなく、

日本自身を守るためにも、大切なことなんですね。

 

金融の世界では、このニュースは、めっちゃインパクトあります。

東アジアでの信用リスクは、いきなり巨大化していますから。

それぐらい、重要なニュースなんだということを、

知っていただければと思います。

 

最後に、言いたかったこと

ルックスルーして、

このニュースを捉えていただければわかります。

 

たとえば、経営者にとっての他人資本の貸し手である銀行は、

「晴れの日に、傘を差し出し、雨の日に、傘を奪う」とか、

いいますけど、、、

 

視点を変えてみましょう。

銀行は、銀行のお金を貸していません。

預金者から集めたお金を、貸しています。

 

さて、

預金者とは誰でしょうか?

 

実は、

借り手も、個人では預金者だったりする訳です。

 

では、経営者のみなさま、

あなたの個人預金、銀行が貸し出したところ、

返って来なかったので、毀損したから減りました、

と言われたらどうしますか?

 

「なんで、そんなところに貸した!」

って、なりませんか?

 

だから、

返せる事ができるところにしか、

貸したくない、というのが、当然だと思いますが、

いかがでしょうか?

 

スワップラインもそうです。

韓国が、延長を言わなかった、、、

 

だから?

そんな、了見の小さな事、いってんじゃねえよ(笑)

 

人は、目先のことで、本質が曇ります。

「危機なんてない、、、」「自分だけは大丈夫、、、」

僕は、要注意なポイントだと思います。

 

最後に、日本の「円」って、国際通貨ですよ!

リラとか、ランドとか、、、人民元とか(笑)

一緒だと考えるなら、

間違いになく、「マネー」という猛獣に食い物にされちゃうので、要注意です。

 

だから、外貨とか言う前に、ちゃんと円での資産、積み上げましょうね♪

言っていただければ、アドバイス含め、手伝いますから(笑)

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木﨑 利長

木﨑 利長

ざっきー
1968年名古屋市生まれ。金融機関に勤務。クライアントの事業価値を向上させる事を目的とし、仕事を通して取り組んでいます。
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
 (※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)

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