20年前の名著「パラダイムの魔力」は、今読んでも凄い

Brexitの話があって、いろんな方の意見やブログを眺めているいて、現時点で思ったことは、ただ一つ。

この話は長引くし、影響の範囲が確定できないから、リスク(不確実性)が高まってしまい、長い目で見ると英国は、再度、冬の時代を迎えるかもしれない、ということです。

今現在の英国はGDPの20%を、ロンドンにあるシティからの金融サービスにより産み出しています。

かつて、産業革命を起こした製造業はすでに空洞化し、農業などの一次産業も少なく、基本的には内需を中心とした、第三次産業のサービス業で成り立っています。まあ、大英帝国の歴史遺産がありますので、稼いでいる産業の第5位は観光業ですしね。

そんな状況のGDPでは、世界第5位の誇り高き英国も、今回のBrexitにより、今後の経済のルールが変わると何が起きるのか、現段階では誰も予測できていない状態にあります。

実は、このような状態を「パラダイムシフト」と言います。

 

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ざっきーです。経営者専門の保険屋さんです。大好きなお客様にお節介を焼いて、その方の事業価値を向上させることに貢献し、リスク(不確実性)からお守りするのが仕事です。

本はいっぱい読みますし、購入しますが、読み終わると差し上げたりします。ブックオフとか使ったことありません(笑)引越しする毎に捨てますので、読みたくなる毎に購入します。

誰に何を言われようと、コレクターしたくないし、もったいないとも思いません。僕が本をもったいないと思うのは「読まないこと」ですから(笑)

 

そして、差し上げた方には「良かった場合は、もう一冊、買っていただいて、大好きな方にプレゼントしてください」って申し上げています。

まあ、僕にとって大事な方が、書籍の世界に多いので、当たり前なのかもしれませんが、価値あるものは、どんどんお金を使った方がいいのです。そして、どんどん差し上げて、良さを広めた方がいいのです。これ、最新のマーケティングですよね!

 

僕の場合は、本の内容が「価値<価格」だったら「読んでは、差し上げ、また買う」を繰り返します。僕から本をもらった方って、結構いらっしゃると思います。

まあ、そのまま、お礼のメッセージすらないことも多々ありますが(笑)何年も経って、フィードバックを頂くこともあって、ビジネスが上手くいくかどうかって、「お礼」の気持ちという、本当に些細なことだよなって感じです(笑)

お礼や、フィードバック頂く方は、結果、ビジネスが上手くいかれていますね。これは、ずーっと観察しているので、真理なのでしょうね♪

 

さて。なので、何冊も同じ本を買っています(笑)

エクスマの藤村先生の本とか、ギフトでどれだけ送ったか、記憶がありません。

そうゆう意味では本というのは、何か、僕にとっては「多くの人の目に触れることが大事なもの」という認識があります。

いろんな方の想いが詰まっていますし、命をかけて書かれたもののあり、魂が揺さぶられますが、読んでいる格好は、ソファーでクッションに囲まれてと(笑)

リラックスして、インプットする訳ですから、そんな時、いつも思うのは、凄くリラックスできた状態でインプットできるからこそ、脳に刻まれるのかも!って思います。

小説で、芥川龍之介さんとか、川端康成さんとかを、寝転んで読んでるのって、何か、とても非礼なことに思えるときがあるからです。でもまあ、寝転んで読みますけどね。

 

さて、話が逸れましたが、先週、ある相談を受けている、ふたまわりほど年下のベンチャー経営者の方に、プレゼントしたのがこの本です。

ジョエル・パーカーの「パラダイムの魔力」です。

日本語訳の初版が出たのが1995年ですから、僕もサラリーマンをしていた頃だし、今から何と21年も前の本です!しかもビジネス書ですから、登場してくる実際の企業も古いのです。

でもね、この本の本当の凄さは、出だしのintroduction(はじめに)の中にあると僕は思います。

 

ちょうど、いろんなお話を伺っている中で、どう今の事業を伸ばしていこうかという話になった時に、僕は、財務面からの分析が得意ではあるのですが、いろんな事業のネタを持っているその社長に、何か優先順位をつけるアイデアはありませんか?と質問され、思いついたのがこの「パラダイムの魔力」でした。

名著ですから、読んだことのある方も多いとは思いますが、ざっきーの解釈です。その点はご容赦くださいね。

 

では、まずは、用語の整理をしていきましょう。

 

パラダイムとは

パラダイムとは、ルールと規範であり、境界を明確にし、

②成功するために境界内でどう行動すれば良いのか、を教えてくれるものです。

例えば、スポーツは競技によって使う道具などのルールが決められているので、

パラダイムです。今、戦っているのは、どんなゲームなのか、

そのゲームにどうすれば勝てるのか、それを教えてくれるのがパラダイムです。

 

次に、最も大切な視点、パラダイムシフトです。

 

パラダイムシフトとは、

そして、パラダイムシフトとは、ゲームのルールがすっかり変わってしまうことです。

そのパラダイムシフトを起こすのは、アウトサーダーであり、アウトサーダーが、

素晴らしいアイデアを持ってきた時に、「そんなことは不可能だ」

「前に試したが、うまくいかなかった」などというセリフは禁物です。

そのアウトサイダーのアイデアに耳を傾けることこそ、リーダーの役目です。

   引用注釈:ジョエル・パーカー著「パラダイムシフトの魔力」より引用、ざっきーが一部、意訳しています。

 

とまあ、本文はとてもいろんな事例がありまして、何度読んでも、刺激と、気付きのオンパレードなんですが、この前提を読んでいるだけで思い当たることはありませんか?

例えば、最近、誰もが知っている、この実例はいかがでしょうか?

 

iPhoneが発売された時に、真っ先に日本の通信キャリアで手を挙げたのは、ソフトバンクでした。

NTTdocomoやKDDIは、当時、主流であった携帯電話を使っている方々にアンケートを取り「通話と、メールができれば、それで十分」という結果から、販売にかかるコストが高いこともあり、見送りました。

でも、この場合、ソフトバンクはなぜiPhoneの取り扱いを、利益を削ってまで、リスクを取りながら行ったのでしょうか?

実は、ソフトバンクはiPhoneを「ネット接続端末」と考えました。

NTTdocomoとKDDIは「音声端末」と考えたのです。

結果は皆さんのご存知の通り、スマートフォンとは、ネット接続端末であり、ガラケーとは使用する意味が違うことを、既に理解されていますよね。

まあ、未だにスマートフォンと呼んでいるマスコミも、パラダイムシフトによって、取り残されていることに気づきませんか?

 

どうでしょう、このパラダイムをうまく活用する方法が、具体的に、様々な事例を持って書かれているのが、この「パラダイムの魔力」です。

特に、introduction(はじめに)の中で、書かれている、将来の3つのキーワードの話に沿って、事業の将来を考えてみると、とても刺激的な思考をすることができます。わくわくドキドキが満載です。

 

そこには、こうあります「21世紀は近い、利益を追求する企業であれ、非営利の団体であれ、新しい時代に取り残されたくないと思うなら、3つのキーワードを肝に銘じておく必要がある」と。

その3つのキーワードが、

 

1)先見性

2)イノベーション

3)卓越

 

です。

 

特に重要さの順番があって、3)の卓越はマストであると書かれています。

そう、他は寄せ付けないぐらいのモノやサービスであることが大前提で、工程管理の徹底や、絶えざる改善の継続、競争相手のモノやサービスを徹底的に研究し、あくまでの一流をベンチマークとすることが大事で、後から改善するとか、欠陥があれば直すでは、ゲームそのものに参加できないとしています。

これ、飲食業であれば、美味しい事って、当たり前ということですよね。

 

そして次に、2)のイノベーション、誰もが真似できるものはすぐに陳腐化するので、常に研究開発に投資をして、ブラッシュアップしていかなければならない、なぜなら、誰もがイノベーションを起こそうと工夫をしているから。

少しでも違いがなければ、その先は価格競争しかなく、そうなればイノベーションヘの投資はできなくなる。つ

まり、研究開発費とか小難しい話じゃなくても、飲食業であれば、新メニュー開発や、ライバル店での食事会とか、何らかの先行投資を、継続的にできていないと、競争の中を走り続けることができなくなるということなんですよね。スタンダードアあっても、新メニュも重要!ってことですよね。

 

で、3)卓越と、2)イノベーションがあれば、それでいいかというと、それだけではまだ足りないって(笑)

 

1)の先見性、つまり出すタイミングの問題。これ、実はもの凄い重要で、遅すぎたらダメだし、実は、早すぎてもダメ!

一番、わかりやすい例で言うと、SONYのAIBOって、早すぎたし、明らかにプロモーションもマーケティングも間違ってたよね。もう、一番わかりやすい、マネジメントの失敗例です(笑)

 

この本を読んでいると、なーんだ、大企業の事かって思うかもしれないけど、この本の要素は、どんなビジネスにも当てはまることだし、ある意味、スモールビジネスであったり、中小零細企業の方が、取り組みやすいものなんですよね。

今、儲からなくて、本当に大変な状況なのであれば、まずやることは、足元の現状を把握することなんですが、その場合、この、3)卓越、2)イノベーション、1)先見性、というキーワードに、ご自身の事業を落とし込んでみると3)が、意外とできていないことに気付きます、、、

それを、意識して、改善するだけで、僕の経験からすると、利益はでるし、豊かになります。

 

現実と向き合うことは、とっても厳しいところもあるけど、でも、間違いなく成果には繋がるから、時間がかかる関係性のマーケティングはもちろん大事だけど、この3つの視点、特に3)の卓越、つまり、普通の状態でどこからも突っ込まれないモノやサービスになっていないと、そもそも土俵にも上がれないほど、今の消費者や、ステークスホルダーは目利きであるということなんですよね。

だから、21年前の古い本ではあるんだけど、いまだに重版を重ね、若い経営者の方にとっては、そうか、こんな知見があったんですね!って話になっております。

 

どうぞ、時間があるときにでも。僕はアフェリエイトはかけていませんから、どこで買っても大丈夫です。こんな本があることを、今更ながらですが、お伝えしたかっただけですので♪

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木﨑 利長

木﨑 利長

ざっきー
1968年名古屋市生まれ。金融機関に勤務。クライアントの事業価値を向上させる事を目的とし、仕事を通して取り組んでいます。
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
 (※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)

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