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原油価格の下落の背景を、甘く見ちゃいけない気がする…

約70年前の太平洋戦争の、そもそもの原因となる満州事変の発端は、

帝国主義の時代において、富国強兵のために貧困にあえいだ国民に対して、

豊かさを求める国外の市場権益確保と、経済資源の確保、

特に、エネルギー資源の確保にありました。

 

20世紀の世界のエネルギーは、産業革命後の石炭から、

石油や天然ガスに構造転換され、特に原油というのは、

単なる資源ではありません。

「戦略物資」という言われ方をしていませんか?

非常に影響力の大きな資源であり、僕たちはその動向に、間違いなく巻き込まれます。

好き嫌いに関わらず、間違いなく影響を受けることになります。

 

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さて、クソおもしろくない書き出しで始まりましたが(笑)

僕は、ざっきー、経営者専門の保険屋さん。

楽しいことや、ウェーイなことは大好きだけど、

経営者をリスク(不確実性)から守るのが仕事なのね。

 

だから、未然にリスクを下げられるなら下げてほしいし、

気にしないなら、読まなきゃいいじゃない、って思います(笑)

 

だって、僕は、大好きな経営者に知って頂きたいことを書いているし、

こうゆう話が、好きだから書いているし、

こうゆう話が、時間が掛かったけどわかるようになったら、

なんだか知らんけど、経済的には豊かになっちゃったから、

お知らせしたいんですよ〜

 

あのね、正直に言うけど、

今までも、そうだったけど、

僕は、僕が好きな人を守れればい訳で、

その他がどうなろうと、知らんのよ(笑)

 

だって、知らない人のこと、分からないんだもん。。。

 

それよりも、

僕が手に触れられて、僕が気になって、僕が関わる人の方が、

大事だから。

 

お節介をする訳です。

 

もちろん、仕事を通してのリスクヘッジはしますけど、

当たり前ですが、リスク(不確実性)全体から見たら、

全てをカバーすることなど、できません。

 

それに、こんな変化の大きな時代は、直ぐに動けないと、

やばいことに、なるんちゃうかなーって。

 

今までの常識にこだわったり、現状に固執したりなんてのは、

やばいよね、、、

 

現状維持ってのは、最大のリスクだから、

それをしたいなら、していいけど、

今回は、世界は劇的に変わらざるをえない、

証拠を提示します。

 

これで、どう考えるのかは、皆さま、それぞれだと思うけど、

僕は、相当なインパクトだと考えています。ビジネスチャンスとも考えます。

読んでね〜

 

 

アメリカが、原油生産国のトップになりました!

 

イギリスの石油大手、BPという会社の、

2015年度のエネルギーに関するレポートがあります。

 

そこには、アメリカが原油生産シェアで、

トップに立ったことが書かれています。

 

これ、あまりニュースになんないけど、

激変の始まりだと思うんよ。

だから、ちょっとでも伝わりやすいように、円グラフにしました。

国別原油生産量2015

見るとわかりますよね。

世界中で生産されている原油って、

アメリカ、サウジアラビア、ロシアのトップ3と、

その他もろもろなんです。

 

トップ3で、半数とは言わないけど、大きなシェアで、

どう考えても、影響力の大部分はこの3つの国なんです。

 

さて、このアメリカのシェアが増大した理由ですが、

アメリカでシェールガス革命とも言われる技術革新と、

開発資金の提供を可能にしたファイナンスがあって、

劇的にアメリカでの原油生産量が増えました。

 

これにより、原油の輸出を解禁する法案がアメリカ議会を通りました。

 

あのね、今までは戦略物資であった原油は、輸出できなかったんですよ。

それに、国内需要は、これでまかなえる、ってことですよね。

 

これが、できるようになるってことは、

ゲームのルールが変わる、って事なんですね。

 

僕も、中学校ぐらいに、ローマ委員会というところが発表した、

世界の原油埋蔵量、ってのがあって、数年後には枯渇する、

何て話を、当時の社会の先生に教えてもらったけど、

これ、違うよね。

 

原油埋蔵量って、技術開発とともに、採掘可能な地中深度が深くなったり、

海上での採掘が可能になったり、して、どんどん増えてるんですよね。

 

シェールガスもこの技術革新の結果だし、原油採掘までの期間が短いから、

巨大資本でなくとも、リスクテイクできるイクイティ市場があれば、

資金調達が出来てしまい、異業種や、ベンチャーからの参入が進んだ事が、

この原油生産量シェアトップの背景にあります。

 

さて、ここで原油価格について考えますね。

 

消費者から見た場合、原油価格が安くなって、困る事はありますか?

 

ガソリンは安くなります、灯油は安くなります、

ハウス栽培の燃料安くなりますから、野菜の価格が安くなります、

漁船の燃料安くなりますから、不漁のはずの秋刀魚も安くなります、

製造業で使う電力も安くなりますから、製造物も安くなります、

 

とまあ、利ざやは稼ぐとしても、経済のコメである原油が安くなれば、

価格そのものの下落や、利ざやの増大で、消費に回る金額が増えるんですが、

消費者は、困りますか?

 

困りませんよね!

だって、他の事に、使えるお金が増えるわけなので、消費を引き上げますよね。

 

さて、こう考えると、

GDPに占める消費の割合が70%のアメリカって、

原油価格が安くなると、

経済成長を後押しすることがわかりますよね。

 

昨年末に利上げもしましたから、景気に対する政策は打たれますが、

原油価格安ってのは、

消費にはプラスのインパクトなんですね。

 

ちょっと脱線しますが、日本もそうなんです。

かんべえ先生のブログでも見ましたが、

 

原油価格安による経済効果は、10兆円だそうです。

これで、消費税上げるのやめりゃ、

一気に景気回復しますよ。

 

だって、今の消費の低迷って、消費税アップ前だからですもん。

 

これは、消費税導入時、5%アップ時、8%アップ時と、

みーんな経験して、消費税アップの影響を学んでますから、

消費税アップ前の今のタイミングで、設備投資とかしますかね?

 

明らかに、この先、景気が折れるのに、

緊急じゃない設備投資をする経営者はいなし、

消費税アップ後に備えて、キャッシュを溜め込んで、

これが、経済成長率を下げている要因ですよね。

 

皆さん、そうじゃないでしょうか?

 

だったらさ、

このせっかくの原油価格安の経済効果を、

もっと活かせばいいのにね。

 

金融政策で緩和するよりも、こっちで、政治が身を切ればいいのにね。

 

もう、解散して「消費税5年間凍結で民意を問う!」とかで、

衆参同時選挙とかすれば、自民だけで2/3取れるかも(笑)

日本も、GDPに占める消費の割合は60%ですからね。

 

さて、アメリカには、原油価格安のメリットがあることは、

理解、頂けましたよね。

 

サウジアラビアの事情は?

 

じゃあ、サウジアラビアはどうか、ってことです。

サウジは、原油を輸出しないと、お金がありません。

国内需要ではなく、輸出しないとダメなんです。

 

安く売るのが嫌だから、原油生産量を下げたら、どうなりますかね。

そう、シェアはアメリカに奪われるのです!

 

だから、減産しないし、サウジが主導するOPECも、減産できないのです。

原油の商売って、詳しくは知りませんが、その都度購入する訳もなく、

油田ごとの長期に契約になります。

 

価格というよりは、権益が優先となり、一回失うと回復には時間が掛かり、

シェアを取り戻すってのは、相当に大変なことだとは、想像ができますよね。

 

これ、すべてのビジネスで一緒です。

 

皆さんの会社の取引先、商材の供給が切れたら、

その後、再開するのって、

めっちゃ大変じゃないですか?

 

取引先の新規拡大を、常に続けなければ、

企業が継続できない理由は、大きく言えばシェアの確保だし、

これは、国だって同じなんだ。

ということを、理解していただけると思います。

 

だから、原油を売るしかない、サウジは、

たとえ安い価格であっても、生産して、シェアは確保したまま、

稼がないと、国が運営できないんです。

 

しかも、犬猿の仲である、イランが、

アメリカとの関係を回復し、国際経済市場に復帰します。

 

で、原油生産量を拡大し、シェアを取りに来るんです。

ほっとけるわけないし、アメリカとの関係が悪くなるものわかりますよね。

というか、これが外交で、これが政治な訳ですね。

 

ちなみに、イランが原油生産拡大すると、

これまた犬猿の仲であるイラクも、原油生産を拡大します。

イランと違って、サウジもイラクも、原油輸出の依存度が高いので、

ますます、原油安になりますね。

 

ロシアの事情は?

 

じゃあ、ロシアはどうなんでしょう。

一昨年のクリミア併合から、西側諸国から経済制裁を受けていますが、

天然ガス売ったり、原油売ったりして、凌いでいますよね。

そう、他に競争力と、需要のある輸出するものが、ないんだもん。

 

ね、ロシアもサウジと一緒で、原油を売らないと、お金がありません。

 

それに、今、ロシアのルーブルと、米ドルのレートって知ってますか?

ルーブル安になりすぎていて、ロシア中央銀行も介入する外貨準備はないから、

やられっぱなし、ほぼ、価値がないんすよ。

 

だからね、天然ガスも、原油も売って、金を手に入れるしかないんです。

 

それに、ロシア最大の輸出入国である中国が、

景気減速しているんで、これまたやばい。

安くても、なんでもいいので、原油生産して売るしかないんです。

シェアの問題も、サウジアラビアと全く一緒。

 

で、ここでよく思い出していただきたいんですが、

アメリカとロシアって、仲良いっすかね?

悪いよねー、犬猿の仲だよねー。

 

そう、この原油安ってのは、シェア争いも含んで、

戦略物資である原油を使った、戦争なんです。

 

簡単には、決着がつかないし、

簡単にはトレンドが変わりません。

 

グレートゲームのルールが変わったんじゃね?

 

となると、原油安による影響を、どう捉えてビジネスチャンスだと思うのか、

これは、ちょーわくわくしませんか?

 

どうも、ニュースの重要度としては、軽く捉えられていますが、

資源もエネルギーもない日本にとっては、めっちゃ有利な状況だし、

黙って利益を増大できる業種も、多々出てくるような気がします。

 

原油安の影響は、有形無形、大小に関わらず、

必ず経営に直撃します。

 

それは、経営者の皆さんにとっては、

販管費の予測から、実態バランスシートの変動まで、

間違いなく、変化をすることを前提に、手が打てるチャンスかと。

 

もしかしたら、

新しいビジネスのチャンスかもしれませんね。

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木﨑 利長

木﨑 利長

ざっきー
1968年名古屋市生まれ。金融機関に勤務。クライアントの事業価値を向上させる事を目的とし、仕事を通して取り組んでいます。
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
 (※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)

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